中学生が怪談話で過呼吸になり病院に搬送。
先日の
ニュース。
子供の頃の私は、「ずくたれわらし」であった。
「ずくたれ」とは小心者・怖がり・臆病者で、「わらし」は子供。
昔住んでいた家は120坪の広い家。
豪邸ではなくただ広いだけで、薄暗い場所がありとても不気味であった。
小学校3年生の時から両親とは別の部屋にされたが、両親と姉は2階の部屋。
爺さんと婆さんは西側の端で、私は茶の間に近い東側の部屋でなぜかポツンと離れていた。
その後、増築された2階の部屋に移ったが、そこは更に皆と離れた場所で、ずくたれわらしの私は毎日がビビリであった。
特にビビッタのは、部屋の下にあった風呂。
夜中になると、風呂の蓋を開ける音。お湯がザバーっと流される音。
誰が居るのかと確認に下に降りると誰も居ない。。
こんな日は、電気を消して寝るなど出来なかったのを思い出す。
高校を卒業して、仙台のアパートに住んでいるときには、こんな怖い体験をすることもなく、逆に昼にカーテンを閉めきり「あなたの知らない世界」という、霊とかの怪談話に少しビビリが恋しかったことを思い出す。
基本的には小心者なのだが・・・。
所詮、幽霊の正体見たり・・・であって、怖い怖いと思うから目の錯覚や幻聴をおこすのさ。
テレビの「大槻教授」が正しいだろう。
そんなビビリもなくなってきたと思われた一昨年の出来事。
その当時のHPで書き込んだ、keiの一言 ↓
背筋が凍る。身の毛がよだつ。。。
最近凝っているエギングをするため、ザンブラーを車に連結し、目的地の秋田の漁港へ真夜中に向かっていたときの出来事です。
この秋一番の寒冷前線が停滞するとの予報のとおり、雨が降ったり止んだりに加え、雷が釣り場に近づくにつれ強くなっていました。
あと20分も走れば目的地に着くだろうかと、ふと車の時計に目を向けると3時30分。まばらな民家を過ぎて、次のY字路の交差点を左に曲がれば道なりの峠が待っているのですが、その林に囲まれたY字路の左脇に、ヘッドライトに照らされる白いものが見えました。
雨上がりの路面と周りの林で余計強調されて見えるのは、明らかに人で、道路工事の警備員?ヒッチハイカーか?・・・。少し速度を緩めたその直後に、目に焼きつくほどはっきり見えました。
白いパジャマを着た白髪の老婆で、青白く無表情の顔の横で手を振っているのです。私に「乗せてけろ」「連れてってけろ」と言わんばかりのその姿を見て、私は対向車線に大きく車を振り、大曲りで交差点を左折しその老婆を通り過ぎました。
その瞬間、背筋に悪寒が走り全身の毛が立つ感覚に襲われましたが、自分を落ち着かせたあと、勇気を出しバックミラーを覗いて後ろの座席・ザンブラーを確認して(笑)、峠を駆け抜けました。
今でも思い出すたびに背筋がザワザワします。。。忘れよう。。
この書き込みを見た会社の女の子が、「書き込んでいたのを見たんですが、あれは本当(幽霊)のことだったんですか・・。」と・・。
実は100%の自信はなかったのですが、「あれは痴呆症の老婆だった。」とその時は答えた。
その一週間後。
これまた、keiの一言より。
幽霊の正体見たり・・・。
99%は幽霊じゃないと思っていたけど、あそこを通るのは嫌だな〜。。と思っていても、今凝っているエギングを楽しむにはあそこを通らないといけないしな〜。
先週と同様に同じような時間に家を出て、秋田の男鹿へ向かいましたが、途中霧が濃くなったり、雨が降ってきたり、遠くで雷がなったり、これでは先週と同じような感じジャン!
例の場所が近づくにつれちょっと緊張してきたけど、今回は証拠の写真を撮るもんね〜・・・と左手にカメラを構え、いよいよ差し掛かったけど。
い・居たよ!手振って・・あっ!道路の真中に飛び出してきやがった〜、(先週より思いっきりハンドルを切って)、この野郎!!(←正確にはババア、ビックリしたんだね。笑。)、あっ・危ね〜。(正面から車が・・。)
畜生。。写真撮ったからな。。。再生でシャッター押したから映ってねーし。
次回から時間帯ずらそう・・、トレーラーだと一本道でバックで逃げれないしね。
今も時々この時間帯に通るのだが、この時の老婆にあったことはない。
多分、雷が鳴る夜に出てくると思われるが・・・・。
やはり私は大人になっても、「ずくたれわらし」である。

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