『パプリカ』筒井康隆さん著。
患者の夢の中に入り込み、精神病を治療する。
そんな、まさに夢のような機械を駆使し、次々と訪れる精神病患者たちを治療する謎の少女、夢探偵パプリカ。
その正体は、優秀なサイコセラピストにして精神医学研究者の千葉敦子。
彼女の勤める研究所で、更にその機能を進歩させた最新機器“DCミニ”が開発される。
しかし、そのことがキッカケで研究所内で派閥争いが勃発。
人格を破壊してしまうことも可能なDCミニを巡るその内紛は、やがて現実とも夢ともいえぬ世界を作り出し、壮絶さを増していく。
実在しない怪物が現れ、巨大な日本人形が街を闊歩し、思うがままに空間と時間を移動する。
果たしてこの狂乱の行き着く先は、、、
何年か前にアニメ映画化されたコノ作品。
夢と現実世界、パプリカと千葉敦子。
それぞれが交差し、やがてそれらが混濁し、結果どちらが現実で、どちらが夢なのか分からなくなる。
まさにSF、まさに筒井ワールド、ドタバタパニック劇。
映画版のようなポップな感じはどこへやら、読者を混乱へと導くような、あるいは読み取り方を意図して委ねるような、そんな作品です。
話の流れについていくんがしんどい。
てか、ついていこうとするのが間違いなんかな、SFってのは。
何を思ってか、今日はチャーリー通しました。
ご存知の通り、アホみたく暑くなりました。
携帯電話がまた壊れました。
帰り乗ろうとしたら、また後輪のタイヤ空気抜けてました(笑)
しゃあなく電車で帰って、家で携帯を床に落としてみたら直りました。
世の中悪いことと同じ数だけイイこともある。
その逆もまた然り。
そんなことを再実感しました。

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