ボクは見てしまったのです、、、
そう、見てはならないものを、、、
この世に存在してはいけないものを。。。
週に1回は徘徊。
つうことで、今宵ボクは北朝鮮工作員がごとく鮮やかに、一般ピーポー3人拉致することに成功し、町を出ました。
星は見えるのに空は少し霞みがち。
そんな夜に行く場所は飯盛山。
白く雪化粧した路肩の草むら、凍りつく水溜り、氷点下の山頂。
そこでボクは見てしまったのです、、、
寒い夜に繰り広げられる熱き猛者たちの闘いを。。。

ボクらは木の陰から眺めるほかなく、その闘いをただ見ているだけでした。
その後2人の猛者たちは闘いの場を移し、ボクらの視界から消えていきました。
きっと今もどこかで闘いは続いてることでしょう。
気を取り直し、ボクらは次なる場所へと向かうことにしました。
大阪の街を東から西へと横断し、いつもの異臭漂うミニストップで窓全開。
ブーイングの中着いた場所は五月山。
週末ながらも珍しく誰もいない五月平でボクらは夢を語り、星を見上げ、ただ死兆星が見えないことを祈るのみでした。
その帰り道でのことです、、、
またしてもボクらは見てしまったのです、、、
いつもと違う道、箕面の山奥を通り帰っていたときのことです。
突然、道に佇む人の姿が見えたのです。
手にはビニール袋、歳の頃は60歳くらい。
ボクは思わず車を止め、窓を開け声をかけてみたのです。
「何してんすか?」
「まぶし〜んだ」、、、What's?
もう1度尋ねてみても返事はありません。
どうやらボクのことが相当ウザイみたいです。
なので帰ることにしました。
午前3時半、、、
その場所の近くには霊園、、、
ボクらは見てはいけないものを見てしまったのかもしれません。
その後ボクらは町に出て無事帰ることができました。
心なし重く感じる後部座席とともに。。。

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