先日、電エースの取材の際、加藤礼次朗氏から7月の実相寺演出版魔笛の再公演チラシを貰いました。今回のチラシ、ポスターのイラストは加藤氏によるもので前回より演出内容が色濃く反映されたものとなっています。主役のタミーノは私をイメージして描かれたそうです。大変嬉しく光栄ですが私はこの公演に一切関わっていないので胸中複雑です。再演が決まった一昨年の11月、直接カントクから再演決まったから宜しくと言っていただいた事が今でも鮮明に蘇ります。“最高のタミーノ”と絶賛していただき更なる充実を目指し準備をしていた私はキャストから外れ、カントクは鬼籍に入られてしまいました。照明の牛場さんは先日お会いした際もまだ私がタミーノを演じると思われていました。現場とお偉いさんとの意識の乖離はいかんともしがたいです。
でもこの魔笛で実相寺組に入れたお陰で河崎カントク作品に関わることができました。私を必要としてくれる現場で頑張っていくだけです。
加藤氏、チラシを渡すときに「高野さん、お腹立ちでしょうが…。」と言われました。
