いくらドイツ系オペラ歌手の私でもやはりスカラ座は意識しますね。この劇場にメインキャストのソリストとして立つことは野球でいえばヤンキースタジアムでクリーンアップを打つ松井選手のようなものです。日本人テノールでメインキャストを務めたのは若き俊英にして世界に誇る、中島康晴君だけです。
世界一のオペラハウス。うーん、一回位は立ってみたいなあ(笑)。あと一世紀位しても新国立劇場はこのレヴェルになるのは難しいだろうなあ…。
観賞したのはリヒャルト・シュトラウスの「ナクソス島のアリアドネ」でした。4年前に新国で出演した作品で馴染みのあるものでしたが折角スカラ座に行ったのですからイタリア物が観たかったと言うのが本音です。
