あっという間の長い一日でした。まずは、目黒パーシモンホールのアフタヌーンコンサート。このホールで歌うのは初めてでした。客席1200の中規模ホールですがアコースティック面がなかなか良い歌いやすいホールだと思いました。午前中からリハーサルで14時開演で比較的すぐに本番になったという印象でした。無料ということもあり、沢山の御来場をいただきました。調子自体は相変わらずで内心ヒヤヒヤしながらの舞台になりました。疲れが抜けていないのかバランスが崩れているのか、とにかく歌っていると余計な力みと緊張でバラバラした感じになります。エンジンの掛かりがとても遅いのです。8割り方メンタル面の問題と思えますが、こんな時はとにかく本番で燃焼して良い結果を出し、体と心に感覚を覚え込ませるしかありません。今日は、親しみやすいコンサートを心がけて歌ったつもりですが余裕の無さがMCのキレの悪さに繋がったかも…。自分としてはイマイチな喋りでごめんなさいです。
共演した臼木あいさんは将来の声楽界を背負って立つ人材です。年齢の割にきちっと体が使えていてブレが少なく、体格にも恵まれています。経験を積んでいくと凄いプリマになるのではないでしょうか。ショックなのは「フレッシュ・コンサート」なので他のソリストさん達は皆、20代です。ちなみに私と臼木さんは干支が同じでした。ってことは…。ジロウ、しっかりするんだ!
自分の出番が終わるとすぐにホールをあとにして成瀬にメサイアのオーケストラ合わせに向かいました。今日は2曲のみの合わせだったのですぐにすみました。駆け付け一杯ならぬ、駆け付けアリアになり慌ただしかったです。
それから踵を返して都内に戻り、ある舞台のオーディションを受けに行きました。知人だらけでさながら同窓会の様相を呈していました。今日は最終日ということもあり受験者が多くかなり押しぎみで進行していました。自ら望んで今日オーディションを受けに行きました。短時間での準備でしたがやれるだけのことは出来たと思います。結果がどう出ても納得がいきます。久しぶりにオーディションで納得のいく出来だったので悔いが残らないです。良い結果が出たらそりゃあ嬉しいですが、後は縁の有る無しですね。
明後日も別のオーディションです。今日のように納得のいく出来になるようしっかり気持ちを高めていきたいです。
ホールの楽屋にて↓
