2月22日(月)にホワイトコンサートへ行ってきました。主催は「流氷科学センター」で毎年様々な音楽家を招いて、今年で24回目となります。今年の音楽家はウクライナの歌姫と呼ばれるナターシャ・グジーさんでした。弦が63本もある民族楽器バンドゥーラの美しい音色を奏でながら、全12曲を披露しました。オペラ歌手のような透き通った歌声にお客さんたちはよいしれてしまいました。
日本を拠点に音楽活動をしていて、現在8枚のCDアルバムを発表しています。
このコンサートに行きたかったのには理由がありました。実は10年前に「ナターシャ〜チェルノブイリの歌姫」(上写真)という本を買いました。6歳の時にソ連のチェルノブイリ原発事故で被災した若者が「一時避難」という言葉によりふるさとから追い出されて、その後の被爆体験をつづった本でした。その後ソ連は崩壊して、チェルノブイリのある地域はウクライナとして独立しました。現在も内戦が続いている場所です。私はナターシャさんにぜひお会いしたいと思ってコンサートにいったのでした。席が後ろの方だったので遠くからしか見えませんでしたが、ナターシャさんは原発事故を繰り返さないことを願うとともに、日本とウクライナの架け橋になるように音楽活動を続けていると話していました。ナターシャさんの故郷も雪が降って冷え込む地域らしく、紋別の雪を見て気に入ってくれたようです。ナターシャさんは全国各地でコンサートを開いているので、機会がありましたらぜひおすすめします。ナターシャ・グジーHP→
http://www.office-zirka.com/

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