今日の最高気温は24.1℃、比較的天気の良い一日でした。今日は流氷科学センターのファン倶楽部である流氷倶楽部主催の「ふるさと発見エコツアー」が行われました。ふるさと紋別の魅力をサケの遡上見学を通して再発見しようという企画です。
見学する川は藻別川で、センターで上流から下流へ移動していく打ち合わせをした後、上流に位置する鴻之舞資料館「上藻別駅逓」へ車で移動しました。ここでは昼食を食べて展示品の解説を聞きました。
移動のメインは車ですが、ポイントの近くまで行った後は川辺までこんな感じで歩きました。上流では役目を終えて死に絶えたカラフトマスの姿がいくつかみられましたが、遡上風景は見られませんでした。
写真は藻別川中流域ぐらいだと思います。ここで遡上するカラフトマスを発見。
カラフトマスは名前にマスと付きますが、英語ではピンクサーモンで分類学上でもれっきとしたサケの一種です。
さらに下流側に移動すると遡上する群れに遭遇しました。紋別市街地から10kmぐらいでこんなに素晴らしい自然の営みに出会えるということは、やはり紋別はまだ自然が豊かなのかもしれません。
その後流氷科学センターへ戻って休憩してから、とっかりセンターを見学しました。参加者の中にはアザラシに直接触れることができて感激した人もいました。
その後、藻別川河口の海域に位置するオホーツクタワーへ移動しました。目的は夜の海中ライトに照らされるカラフトマスを見ることです。ここで夕食を食べて夕日を見ました。
外が真っ暗になったころを見計らっていざ海底展望階へ。窓からはライトに集まるプランクトン(餌)を狙って様々な魚の姿が見られました。
そしてついにカラフトマスの魚影が現われました・・・、というか、この写真でわかるかなあ。中央右側の魚影です。海中を泳ぐ姿に感動しました。30分で2回ほど出現しました。海の状況によっては出現率はかなり高まるとのこと。来月からはシロザケが遡上しはじめるそうです。なお、オホーツクタワーは現在夜間営業をしていなくて、今日は特別枠で営業時間外に入館したので一般のお客さんにはこの体験はできません。今日はカラフトマスを通じて紋別の自然を身近に感じた有意義な一日でした。

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