全日本ロードレース選手権のツインリンクもてぎ戦の決勝です。
ウォームアップ走行は、J-GP3クラスで数台の転倒はあったものの
大きなトラブルもなく終了した。
最初はJ-GP3クラスの決勝です。グリッドへの試走の後のウォーム
アップ・ランで2番グリッドの山本剛大選手が転倒してしまった。
山本選手はグリッドに着くことが出来ず、決勝スタート。今度は
オープニング・ラップの5コーナー立ち上がりにて、渡辺ユヰ選手
(14歳の女の子)がコース上でハイサイド転倒。赤旗中断となった。
後日の検査で剥離骨折と靭帯断裂があった模様だが、大事には
至らなそうだ。
レースは仕切りなおしとなった為、山本剛大選手が復帰出来た。
今度は問題なくオープニング・ラップをクリアした。大久保光選手、
浦本修充選手、森俊也選手、菊池寛幸選手の4台でトップ争いを展開。
優勝は大久保光選手、2位に菊池寛幸選手、3位に浦本修充選手が
入った。
続いては激戦のST600クラス。40台という大盛況だ。オープニング
・ラップの3コーナーで昨年のもてぎ戦の覇者、黒川武彦選手がやって
くれました。観てた人によればそれは無理だろーって進入で案の定、
転倒。しかも2台巻き込んで。黒川選手は観てて、わくわくするので
好きなんですけど、こういうところがたまにきず?って感じです。
本人も外搬されたようですけど、あの人は鉄人だから大丈夫でしょう(^^;;
オープニング・ラップはポール・ポジション(以下PP)の稲垣誠選手
が制した。山口辰也選手、大崎誠之選手、そして7番グリッドの
大木崇行選手がトップ争いを展開。大崎選手が、稲垣選手と山口選手を
相次いでかわし、2002年のGP250クラス以来の優勝をGET!2位に
山口選手、そして大木選手が稲垣選手をかわして3位に入った。
こちらも初表彰台!中上貴晶選手は17位でレースを終えた。
ピットウォークや伊藤真一選手のRVF(RC45)でのメモリアルランの
イベントを挟み、JSB1000クラスの決勝です。オープニング・ラップ
から秋吉耕佑選手、伊藤真一選手、柳川明選手、中須賀克行選手、
亀谷長純選手のトップ争いとなった。秋吉選手と中須賀選手がコーナー
へのドリフト進入でトップを争う。しかし、伊藤選手は6周目に
中須賀選手、7周目に秋吉選手をかわして、トップに立つと独走状態
となった。中須賀選手は、亀谷選手にもかわされてしまう。8周目に
秋吉選手がハイサイドでコースアウトを喫するものの6番手で
コースに無事戻った。11周目に中須賀選手は再び亀谷選手をかわして
2番手に。
優勝は、伊藤選手!これでSUGO戦、岡山国際戦に続いて3連勝を
飾った!!2位に中須賀選手、3位に亀谷選手、4位には追い上げた
秋吉選手が入り、5位に柳川選手、6位に高橋巧選手が入った。
中村知雅選手は、12位でフィニッシュした。
ポイントランキングは、1位だった高橋選手を6ポイント上回り、
中須賀選手がポイント・リーダーに!2位に高橋選手、3位は柳川選手だ。
次戦の最終戦の鈴鹿はJSB1000クラスは2レース制なので実質ランキング
5位くらいまでは、チャンピオンになる可能性がある。個人的には、
有終の美は伊藤真一選手に飾らせても、チャンピオンは中須賀克行選手
に獲ってもらいたいなぁ。
最後はJ-GP2クラス。初の単独開催とはいえ参加台数は10台。大きな
クラッシュはまず起こらないだろうと思って安心でした。
ホール・ショットを2番グリッドの生形秀之選手が奪った。トップ集団は
生形選手、山口辰也選手、高橋江紀選手。5コーナーで山口選手が
トップを奪い返し、その後は独走状態となる。
2位争いは高橋選手、生形選手、野田弘樹選手、小西良輝選手の4台
のバトルとなった。宇井陽一選手は、エンジンブローで5周目にダウンヒル
・ストレートでマシンを止めた。2位争いのトップに立った小西選手も
10周目の3コーナーでオーバーランしてしまう。
優勝は山口選手、2位に生形選手、3位に野田選手、4位に高橋選手、
6位に及川誠人選手、7位に小西選手が入った。
勝利者コメントでは、山口選手がJ-GP2のレギュレーションをMoto2の
それに近づけてほしいと要望していました。スリックタイヤでも
プロダクションタイヤでもこれ以上のタイムUpが難しいということを
コメントしてました。
今回のツインリンクもてぎ戦の観客動員数は予選が4,000人、
決勝が13,000人と例年よりも少ないです。。。MotoGP来場者は半額
としてもこんな感じなので、やはり大イベントが同じ月に重なると
厳しいですね。






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