今年の鈴鹿八耐は、土曜日の予選日が資格試験当日ということで、
青山にあるホンダの本社の1階のショールーム、
Hondaウェルカムプラザ青山にて鈴鹿八耐の中継を観戦した。
ワールドカップでいうところのパブリック・ビューイングと同じような
ものだ。現地では屋台も出て、鈴鹿八耐グッズも一部販売している。
現地には鈴鹿八耐のウォーミングアップランが始まる頃に到着。
スタート方式はお馴染みのル・マン式。11:30に決勝が始まった。
ホール・ショットを奪ったのは予選のスーパー・ポールで
ポール・ポジションを獲得した#12 ヨシムラSUZUKI with ENEOSで、
私が応援するチーム。ホンダのショールームなので圧倒的に
ホンダ・ファンが多い中、私はヨシムラTシャツを着て応援(^^)
ホンダ勢の優勝筆頭チームは#11 F.C.C. TSR Hondaで
スタート・ライダーは秋吉耕佑選手。スタート時にエンジンがスムーズに
掛からず、出遅れたが、次々と先行車をパスし、遂にはトップの
#12 ヨシムラをもパスし、トップに躍り出た。
#12 ヨシムラの酒井大作選手は、ヘアピンで転倒したが、深刻な
ダメージはなくそのまま走行した。
約1時間後の1回目のライダー交代の直前、#11 F.C.C. TSRに
ストップ&ゴーペナルティの表示が出された。このペナルティは、
#11 F.C.C. TSRの第二ライダーでワールド・スーパーバイク選手権に
参戦しているジョナサン・レイ選手に交代した後に、アウト・ラップ後に
すぐに消化。ピット・ストップ30秒。再スタート直後にまたしても
同じ表示が出された。理由は2回共、秋吉選手が黄旗無視で追い越し
した為だ。2回のピット・ストップであせったのか再スタート後にレイ選手は
スプーンで他車と絡んで転倒。再スタートは切れたものの修復が必要な
ダメージを負った。
注目の#01 EVANGELION RT TEST TYPE-01 TRICK☆STARは
電気系トラブルでピット・インを余儀なくされた。
トップに立ったのは#634 MuSASHi RT HARC-PRO.だ。続いて
#33 Keihin Kohara Racing Teamとホンダ勢が続く。
#12 ヨシムラは、加賀山就臣選手⇒青木宜篤選手と順調に走行し、
酒井大作選手が再び走る頃にはトップに返り咲いた。しかし、酒井選手は
2コーナー立ち上がり付近で転倒した。すぐにピットインし、加賀山選手
と交代したが主だった修復なしにピット・アウト。しかしダメージ有りと
判断した加賀山選手はピット・インし、修復。トップ3は、
#634 MuSASHi RT HARC-PRO.⇒#33 Keihin Kohara Racing Team⇒
#48 PLOT FARO PANTHERAとホンダ⇒ホンダ⇒スズキと続く。
鈴鹿サーキットの外気温は39.2℃、路面温度65℃という酷暑!!
外気温が体温より熱い!!!
#11 F.C.C. TSRは、大きく順位を落としたものの、修復後は
落ち着きを取り戻し、驚異的な追い上げで予選のようなタイムで周回を
重ね、なんと3位だった#48 PLOT FARO PANTHERAをパスし、
表彰台圏内に!#12 ヨシムラも6位まで挽回した。
18:30頃にLIGHT ONの表示が出された。夜間になっても
#11 F.C.C. TSRのレイ選手のタイムは落ちず驚速だ!
19時頃に、鈴鹿サーキットでゲスト解説していた元MotoGPライダーの
中野真矢さんがHondaウェルカムプラザ青山に駆けつけてくれた!
思わぬサプライズにびっくり!!
#634 MuSASHi RT HARC-PRO.は勝ちを意識したのか第三ライダーの
中上貴晶選手の走行はなかった。それに高橋巧選手の夜間走行も
なかった。
また#11 F.C.C. TSRの第三ライダーの高橋裕紀選手の走行も
なかった。
#33 Keihin Kohara Racing Teamはチェッカー10分前を切った頃に、
玉田誠選手から今年で全日本ロードレース選手権を引退する伊藤真一
選手に交代し、華を持たせる思慮があった。

8時間が経過し、最初にチェッカーを受けたのは
#634 MuSASHi RT HARC-PRO.の清成龍一選手。通算3度目の
鈴鹿八耐優勝!
2位に#33 Keihin Kohara Racing Teamの伊藤真一選手、
3位は驚速の#11 F.C.C. TSR Hondaのジョナサン・レイ選手が入った。
#12 ヨシムラSUZUKI with ENEOSは追い上げ及ばずで6位。
#01 EVANGELION RT TEST TYPE-01 TRICK☆STARは15位。
先日、ツインリンクもてぎでサプライズでプロポーズを行った、
中村知雅選手が所属するチーム、#25 Honda Suzuka Racing Teamは
11位フィニッシュという大健闘だった!
表彰台はHONDAが独占ではあったが内容の濃いレースだったと思う。
酷暑で数年振りに1日ドライ・コンディションで終了した。
#634 MuSASHi RT HARC-PRO.は鈴鹿八耐初優勝。
高橋巧選手も伸び盛りをアピール。
#33 Keihin Kohara Racing Teamも玉田誠選手もまだまだやれる
実力をアピール。
#11 F.C.C. TSR Hondaの秋吉耕佑選手は日本人ライダー最速を
アピールし、ジョナサン・レイ選手も日本での認知度が大幅Upした
ことと思う。
バイク業界不振と言われてはいるがやっぱりレースは熱い!
最後は、会場に展示してあった鈴鹿八耐仕様のCBR1000RRです!







0