今回はキャブレターのO/H時に発覚した吸気側バルブ周りのカーボンの
汚れを除去するための洗浄マシン、Snap-onのDr.Carbonを試すことにして
みた。Snap-onは言わずもがな世界的に有名な工具メーカだ。
そのSnap-onの洗浄マシンなのだから、少なくとも悪くはないはず。
施行された方々から、効果もあるし副作用もないというコメントも戴いた。
やっていただいたお店は、友人ご夫婦のいきつけの
「
MOTO eln(モトエルン)」というDUCATIメインのお店です。
施行方法を流れに沿って書きますと、
・サイドカウルとアンダーカウルの片側を外す。
(私のはアンダーは保護テープとか貼ってあるので左右外しました。)
・Dr.Carbonから注入される洗浄剤+燃料の混合液の吐出量の調整
(勿論、お店の方がやってくれます。)
・R6のタンクを上げて、燃料コックをOFF
(燃料ポンプがあるので、それはそのままにして、タンクのキャップを
少し開けておく。)
・キャブへの燃料ラインへDr.Carbonのホースをつなぐ。
・R6のバッテリーにDr.Carbonの電源ケーブルをつなぐ。
・R6のセルを始動→Dr.Carbonも始動
・キャブの中に残った燃料があるので、アクセルを暫くあおる。
・Dr.Carbonのタイマーを45分にセット。
・業務用扇風機で風をカウルを外した側から送る。
・エアクリーナーBOXを開けて、エアクリーナーエレメントを外す。
・キャブクリーナーと同じ感じでキャブのインテークに直接混合液を
噴き付ける(噴き付け用に別に作り置きしたスプレーにて)。
・アクセルをあおったりキャブに直接噴き付けたり放置したりを適当に
繰り返す。
白煙がマフラーから出るがこれが臭いし、直接嗅いだりすると喉が痛く
なる。カーボンを落とす薬品だから、キツい薬品であることは間違い
ない。
やってる最中からアイドリング時のエンジン・ノイズが低減されている
のに気付いた。
・余談だが5分オマケしてくれた(計50分)(^^)
・施行終了→逆の手順で外して、キャブの中に残った混合液が概ね消費
するまでタンクにつながない。
その後、OIL交換をしましたが特にする必要性はないようです。
(多少は汚れるようですが)
私はOIL交換時期がたまたま一致したので交換しました。
体感効果:
・アイドリングが静かになった(排気音ではなくてエンジン・ノイズ)。
・またアイドリングや低回転域がすごく安定した。
・乗り始めは、まだ燃料ラインに洗浄液が残っているらしく、多少
ギクシャク感があるが高速に乗って走っているうちになくなった。
・10000rpmまでストレスなく回る。なんとなく排気音が五月蝿くなった
気がする。(噴け上がりがよくなった為?)
・エンジンの回り方は硬質になった感じだがOILを夏用に20W-40という
固めのものを使ったので一概に言えない。
キャブのO/Hを先にやっていた為、そのときほど劇的な体感はできな
かったがより良くなったと感じる。
注意点は、あくまで洗浄であり、エンジンの故障を直すシステムではない。
本来の性能に近い状態に戻す。 ということです。
友人がこれをやって、後にエンジンを開けたところカーボンが手で簡単に
取れるくらいになっていたそうです(^^)
カーボン除去のためにエンジンのO/Hを宣告されたオーナーが困って
しまったときに一度施行してみてはいかがだろうか?
料金は15000円です。





0