Internet と typesetting の思い出 (2)  日記

(承前)
さてご存知のように, web page というのは HTML という markup language で書かれている。
 我々数学科の人間は, 当時でも, Donald E. Knuth の作った TeX という, 数式用の typesetting soft を使っていたので, HTML の両側 markup (つまり例えば で始まり で終わるというような方式) にはとても慣れなくて, どうして TeX のような片側の markup (例えば の代わりに \p{ } の様な) を採用しなかったのであろうかと, 大変不思議に思ったものである。
 それでもそういう基本的な部分は FrontPage がやってくれるのでそれほど問題にならなかったが, 段々数式も書きたくなってきた。 ところがこれが厄介だった。
 数学の記号を使うのに, 多くの場合は ∀ のように仮名漢字変換で変換するか, (\aleph 等のように) UNICODE で該当の記号を探すか, あとは x^a を xa のように上付添字 a_1 を a1 のように表すというのが常であった。 これも TeX 方式ならばもっと楽なのになあと何度も思ったものである。
 しかし, これだけでは書けない記号, この方法でやると恐ろしく複雑になって見難い数式 (例えば分数, 特に繁分数), ほとんど表現不能な数式 (例えば行列) も多数あった。 そういうものは MS Office に付属の eqneditor (数式エディター) を使って描いた数式を FrontPage に投げると, 自動的に画像となったので, これを僕は使っていた。 (行列は後に作表機能を使って描けることが分かったが, それでもとても煩雑だった)
 高校数学の内の解析の部分の学習 sight 微分積分いい気分 は主にこの方法によって作られている。 (更に続く)
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