昨晩は鮑のとろろを堪能させていただきました。昆布のうま味を一杯吸った鮑ちゃんの美味しいことといったら!
この料理、魯山人が作ったものかと思いきや、平安時代からの食べ物だそうで、なんと素晴らしい調理法かと昔の宮廷料理人のクリエイティブぶりに感動でした。
こちらにお邪魔いたしますと、このようにかなりのヲタな私も知らない事だらけで、本当に勉強になります。
他のお料理もいちいち美味しくて、煮奴は普段関東ではあまりステージに立てないたまりちゃんが大活躍で、天盛りの玉ねぎが味をシメてくれます。
豚さんも焼酎でゆでられ、辛みの利いた貝割れや生姜の薬味によって、お肉本来の甘さが際だって、それはそれはやみつきの味わいです。
先付けで登場のお雑煮は、これまた鮑入り。粉山椒がまた良いお仕事をなさっていました。
五万米も憎たらしいほど美味しくて、お代わりをいただきそうになりました。詰めた味醂の上品な甘味とゆっくりと時間をかけて乾燥された五万米が見事でございました。自分も今年のおせちは火加減に気をつけてこの方法で作ってみます。ごちそう様でした。
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