3月3日、まさに雛祭りの日は、師匠邸にお茶事のお手伝いに行ってきました。
趣向は雛祭りで、茶飯釜でしたー。
なので、懐石もいつもとはちょっと違った出し方で、最初の折敷には向付と朱盃が…。
添えは定番の莫大などではつまらないので、生きくらげを使って見ました。ぷよぷよして不思議な食感が気に行ってますw。
茶飯釜には色々なやり方があるのですが、師匠のところは先に煮もの椀、八寸などで時間調整して、ご飯の炊き上がりを待ち、お席で炊きたてのご飯と汁をだすのです。この日の煮もの椀は菱餅に見立てた三色真蒸椀。八寸は旬のたいらぎ酒蒸に菜花の辛子和えにしました。
で、その後は焼き物くらいなのですが、せっかくだからと初物の竹の子で若竹煮も〜。
後座のお花はまたかわいい桃と椿です。
炉縁も可憐なお雛様。さっきまでご飯を炊いていたお釜で、今度は湯を沸かし、茶をたてるのです。面白いですよね。
ご飯をご亭主が炊きあげている時間はちょうど水屋でせっせと料理していたもので、撮りのがしましたが、今回はいつになく料理の写真がとれるほど余裕のあるお茶事でした。
茶中のお茶事も来月は茶飯釜。楽しみです。