料理教室でどのような内容をやっているか、また、レギュラーと基礎の違いを知りたいというお問い合わせをよくいただきますので、本年より解説を入れたいと思います。
1月は毎年お鍋をやっています。鍋は材料を記っておけば基本は手間がいらず、家族や友とゆっくりホストが語り合える良い料理だと思います。
<旬を楽しむ精進料理>

鎌倉ボンズくんサイトに掲載しています。
http://kamakurabonz.com/foods/202001.html
<レギュラー>
●牡蠣土手鍋

赤味噌と白味噌の配分などをしっかりと勉強しました。濃く深い味わいのお鍋でした。底に白菜を敷き、その上にほかの材料を乗せていきます。最後に出汁を鍋の内側の縁まで加えて火をつければいいだけです。じわっと味噌の融けていく過程を楽しんでほしいですね。
●鶏手羽と小玉葱の煮物

小玉葱や芽キャベツが旬を迎えて美味しくなっています。鶏手羽もとと甘辛にゆっくり煮ていくと誰もが好きな味の煮物に…。
●鮪漬和え

手軽に買えるばちやキハダもさっと霜振ってたれにつけて食べると、なかなか美味でヘルシーなアテになります。山葵は絶対本わさびを使ってくださいね。
●更紗ちり酢

鍋が濃い味わいなので、さっぱりとしたサラダ感覚のあえ物を献立に加えました。びっくりするほど作りましたが最後にはペロッと食べられてしまう不思議な和え物です。
<きほんのき>
基礎とはいうものの、別に優しいわけではありません。基本となる鉄板の料理を品数を少なくしてじっくり教えています。
●小豆粥
小正月に合わせて、小豆粥をいわれなども伝えています。

●水炊き

じっくり鶏から出汁を出し、柔らかく煮えた鶏を手作りのポン酢でいただく、寒い季節のごちそうです。手作りのポン酢って美味しいですよね。鶏をゆでているのを撮りそこないました。ごめんなさい。
この時期、毎年木暮商店様より送っていただく下仁田ネギが本当に美味しくて、いつもありがたく使わせていただいております。
●やっと蕗の薹を見つけて、子持ち昆布や酒粕、人参などで和えました。ほかに切り干し大根煮や芹とれん草の胡麻和え。定番だけととっても大事な献立。
<茶懐石実践講座>
信玄弁当を使って節分の点心をやりました。


基本は長年にわたって基礎やレギュラーで教えてきたことのまとめです。今年は献立のバリエーションを広げていただくためにも点心をじっくりやろうと思います。
飯は豆飯、汁は手毬麩の白味噌仕立て、他にやりとひろっこのぬた、蟹と芹の生姜酢、寿司玉、酒粕の天ぷら、金柑旨煮、山葵漬、鰯梅煮、寿司玉、人参旨煮、大根煎り出し、壬生菜漬。
煮物椀は鯛かぶら。椀も梅と鶯がモチーフになっている時代物にしました。
八寸は細魚一夜干し、蕗の薹田楽に。
菓子は点心の格に合わせてカジュアルに鶯餅にしました。
次回の茶懐石実践講座は4月下旬。初風炉をテーマに正午の茶事の献立です。
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