昨日は、春の訪れを感じるたからの庭で、毎月第二水曜恒例の精進料理教室でした。
紅梅白梅が満開で、良い香りに満ちていました。鶯もだいぶ鳴くのが上手くなってきました。
献立は、彼岸も近いのでうるち米を一部使った硬くなりにくい牡丹餅と、炒り大豆・干し椎茸・昆布で取った基本の精進すまし用出汁に軟らかな幼葉若布を使ったすり流し、メインは蕗の薹のコロッケ赤味噌ソース。衣は五色あられと高野豆腐を粉末にしたものを使いました。食べるとばっけみそを食している感覚なんですよ。そして、予定より1日早く到着したので、オイシックス・ラ・大地様の「お野菜詰め合わせぱれっと」を一部使っての叩きれんこんのチーズ焼き、ブロッコリーの青さ海苔炒めをやりました。
こちらの料理教室ではシンプルな一汁三菜を教えています。普段の懐石教室とは違い、なるべく残らず使うをモットーにしていますが、ちゃんと、和食の基礎も教えています。
揚げ物はついいじってしまい、外側が固まる前にパンクさせてしまったりしませんか。一方で空気に触れるや色が変わってしまうふきのとうを、湯を沸かす前にほぐしてしまったり、そら豆もまだまだ先にやらなければならないものがあってもむいてしまう。なぜ、そういった行為がしてはいけないかを理屈で教え、命を頂いていることを肝に命じ、できるだけその食物のポテンシャルを生かすことを伝えていければなと思います。
いよいよ来月から7年目…教えたレシピは被ったものを除いても350はありますでしょうか。生きている間にどれだけ伝えられるか、膝を痛めてから、つい終点を考えてしまう日々であります。
4月は10日。午前午後とも3名ずつお入りになれます。献立は筍ピラフ、春キャベツの塩レモン風味、新じゃがとピーマンの千切り炒め、豌豆と人参の野菜出汁含ませなどを予定しております。お申し込みはお早めにどうぞ。
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