5月30日〜6月1日までの3日、4クラス、茶懐石実践講座ー梅雨の点心ー終了しました。
本懐石の場合はちょっと手に入りにくい食材などを取り寄せてやったりも致しますが、点心のときは、本当に明日にでもお造りいただける内容を心がけています。
茶事のご準備は大変です。なので、
●できるだけ前日に準備できて…
●来られたお客様がシンプルに美味しいといっていただけるような…
●そのあとのお茶が美味しく召しあがれるよう味付けは淡味で…
を心がけて作ります。
特に六月は蒸し暑いですし、なるべく懐石はショートカットにしたいもの。
最初に点心とお椀、そのあと一献でそのまま席中に預け徳利して、水屋相伴。そのあと徳利と煮物椀を下げて八寸とやれば30〜40分で懐石は終わりますし、お茶事になれていない方でも気が楽です。
献立は
新生姜飯
鶏腿山椒焼き
新丸十旨煮
時鮭の霙和え
鰹角煮
胡瓜と干し椎茸の胡麻和え
瓢卵焼き
茹で天豆
茗荷甘酢漬け
奈良漬け です。
点心を盛る器はご自分のおうちで使いたい器を持ってきていただいき、そうでない方にはフラットな丸い洋皿や季節の染付などに我が家の在庫から自由に盛り込んでいただきました。
どうですか?だいぶ盛る器によってイメージ違うでしょう?
初夏ですので、染付や木地あたりがよいかなと思いますが、黒バックだときりっと引き締まってみえますね。
煮物椀はこの時期定番、鱧の葛打ち椀にしました。旬の順さいを添えています。
主菓子は紫陽花。中の白餡に梅干しをたたいて入れてさっぱりとさせています。これも好きな色で作っていただきました。

少しでも皆様のお茶事のお役に立てればと思います。
次回は9月27(金)、28(土)、29(日)で「名残の茶事」をテーマに予定しております。予約は1か月前から受け付けます。ご参加お待ちしております。
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