4月28日、「
茶事の懐石料理がホントに一人で作れる本」出版を記念して茶会を催しました。
会場は、すべてのお部屋に炉が切ってある
割烹かねこさん。
4席小寄せスタイルで行いました。
またお茶が先にならぬよう、すべての席が点心→茶席といたしました。
まずは点心席…
1席目は、ちょっとお料理が遅れたので、待っている間、共著の佐藤さんと漫談w
画像は会場近くにお住いの日本料理教室をされているhana先生が教室前に来てくださり、撮っていただいたもの。
点心の内容はこんな感じです。スタッフの打ち上げでお客様と同じお料理をいただきましたので、画像が撮れました。お猪口は、点心席では朱盃でした。
先付は櫻豆腐。向付は初鰹。お客様は2段重で出していただきましたが、稚鮎や田楽、蛍烏賊、こごみやうに豆腐、桜エビご飯でした。今回は茶懐石としての点心ではないので、先付などが出てまいりましたが、その辺はご容赦ください。
椀物は焼き白子。芽蕪もかわいい!もうジュンサイも!!!
点心席では八寸も出しました。本書でも取り上げた畳鰯と天豆です。
今回は千鳥はさすがにありませんので、吸い物椀のふたに海山と盛り付けます。
いよいよ本席。
佐藤さんは西洋美術史がご専門ですので、テーマが「
和洋のさかいをまぎらかす」。なのでお道具もそんなことを意識した更紗やフィンランドのアラビアなどがたくさん。私もテーマに沿ったものを少しだけ出させていただきました。
撮影どころではなかったので、始まるまえにお席だけ撮りました。
軸は、佐藤さんのご師匠から拝受した禅画研究家、淡川康一「猿図」。伸びやかでユーモラスなタッチです。香合は見立てでシチリア焼き。
棚は井口海仙好みの八景棚で、薄器も1960年代のアラビアです。水指は永岡康則作です。この作家さんを初めて知ったのですが、なかなか名前が覚えられずに初回のお席では、ついあんちょこを読んでしまいました。ごめんなさい。
主菓子は本書にもでてくるいづみや製の藤山。きんとんが柔らかくておいしかったです。
お茶碗は高麗茶碗やリーチ窯などで構成されていまして、建水はベトナム焼きだったりと西洋と東洋がうまく融合しておりました。
ご参加いただきました皆様、本当にいろいろ至らぬところばかりではございましたが、お許しいただき、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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