午前中は駅前まで歩きに行ったりして、の〜んびりした気分で主人とウォーキングを楽しんだ♪
お昼前の11時頃にお手洗いへ行った際、生理と同じ様な鮮血が出た。
少し焦ったが、多分ほんまもんのオシルシがようやくきたのかなぁと喜んだ♪
それからかな、だんだん間隔は計っていないけどお腹の張りに軽い生理痛みたいな痛みが伴ってきた☆
歩いてる内に、なんだかおチビちゃんが下に降りてきている様な感じがした…というのが、恥骨の辺りが押される様な感じがあったから。
それから約一時間後、帰宅して気になってお手洗いへ行くと、やはり出血は少量やけど続いていた。
と同時に、赤黒い塊が少し出ていたから変に思い焦った。
急いで参考書『たまひよ妊娠百科』にて妊娠末期の出血を伴う症状というページを探して読むと、胎盤剥離の時の症状に似ている気がした。
ますます焦ってクリニックに電話した。
症状を話すと、出血は生理の何日目ぐらいか聞かれ、もともと多くない方だから判らないが今は少量で赤黒い塊が出た事も伝えた。
次にお腹の張りはどれくらいか聞かれ、10〜15分間隔で軽い生理痛の様な痛みが初めて付いてきた事も伝えたら、何秒間の痛みか聞かれたがそれは計ってなくて答えられず。
でも、直ぐ来て下さいと言われると思って期待したが、やはり不定期な前駆陣痛とみなされ、出血も少量だから胎盤剥離ではないと、一蹴された。
その電話後も陣痛らしきものが頻繁に続く為、間隔と秒数を計った。
12〜13時は、10〜15分間隔で1回の痛みの秒数不明。
13〜14時は定期的になり、5分間隔で痛みの秒数は40秒程。
明らかに1時間に6回以上の痛みを伴うお腹の張りやから、まさしく本陣痛やと確信。
出血も相変わらず少量出ていた。
でもめちゃくちゃ痛い程でなかったら様子見でまだ大丈夫、と電話の際に言われた為、主人とまたコープへミカンを買いに出掛けた。
…実は前日買ったミカンは、晩にほとんど私一人で半分以上食べてしまったから(笑)
午後も外は、やはり気持ちが良かった♪
ただ、陣痛らしき痛みの強さが増してきたのか、お腹の張りと共に痛さがくると立ち止まらないと歩き難いくらい。
しかも2〜3分間隔で襲ってくる痛みと張り。
でもまだ大丈夫とも思える程度だったので、主人と笑い話などしながら、お腹の中のおチビちゃんに向かって、パパが横浜帰るの引き止めような〜♪とか話し掛けながら帰った。
帰宅後15時半過ぎ、ミカン食べてお茶飲んでいたら、だんだんお腹の張りと痛さがキツくなってきた。
間隔は引き続き2〜3分おき。
主人には買い物中に新幹線の時刻をずらしてもらっていた。
もう我慢できんと思い、クリニックへ電話し主人と一緒に向かった。
内診の結果、おチビちゃんは意外にまだ下に降りてきていなかった。
しかも子宮口は若干開いているが甘く言って1センチぐらい、との事。
このまま入院して様子見るか、帰宅して翌朝から本入院するか迫られた。
取り敢えず赤ちゃんの心音をモニターでチェックしてから決めましょう、と言われ以前と同じ部屋へ。
しばらくNSTを付けて計っていた間、主人と相談。
入院したら宿泊代や食事代がまた加算されるやろうから今日このNST終わったら帰宅するから横浜帰っていいよ…など話して、いざ主人が新幹線の時間迫ってきたから先に帰ろうとした時、先生が慌てて入ってきた。
なんと!
赤ちゃんの心音が何度か下がっている、との事!
このままだと赤ちゃんが危険な為、このあと用意が出来次第で緊急帝王切開をした方が良いので決断して下さい…と言われた。
いきなりの事でビックリした。
どうしていいのか…というよりもう帝王切開するしか他ないんやけど、でも…出来れば下から産んであげたかった。。。
おまけに一度帝王切開したら、2人目以降も帝王切開出産しか無理、もう下からは産んであげられない、産んですぐのカンガルーケアも出来ないし、産んですぐのおっぱい吸わすのも不可…。
色々できない事を思うと方法は1つしかないのに、容易に承諾できない。
でも早くしないと赤ちゃんが危ない。
主人も励ましてくれて、泣く泣く緊急帝王切開に承諾した。
主人が帰る前に間に合って良かった。
こんな決断、1人じゃよう出来へんかったと思う。
いくら承諾せなあかん事でも。
その間も手術室行く直前までずっとNST付けたまま。
つまり寝たきり。
その寝たきりのまま手術着に着替えさせられ、血圧測られたりしながら、手術開始時間を待った。
その間に主人は新幹線の予約を後日に延ばし、彼と私の両実家に状況を説明した。
それから開始時間が近付き、私は車椅子に乗せられて手術室へ移動。
手術は20時過ぎ頃に始まった。
部分麻酔だから起きていられるけど、手術前に水分を抜く注射をしたせいか、喉がカラカラで声が出しにくい。
しかもその部分麻酔は背中から腰にかけてに注射するのだが、これがかなりめちゃくちゃ痛くて四回ほどしたが本当に凄く痛かった。
なんとか麻酔もかかり、手術が始まった。
首の下からは見えない様にカバーかかっているが、聞こえる声で様子が伺えた。
「麻酔かけてお腹切ってますが痛いですか?切っているの判りますか?」
と聞かれ、痛くないのと切られている感触が何となく判る、と答えた。
少しして子宮を開いたのだろうか、驚いている声が聞こえた。
でもハッキリ聞こえず、あんまり良くない状態らしいというのは何となく気付いた。
案の定、取り出された赤ちゃんからは泣き声が聞こえない。
隣の保育器に入れられた様だが、よく見えない。
泣かない=呼吸をしない、という事で何やら吸引する音が聞こえ、弱々しく少し泣く赤ちゃんの声がした。
直後に看護婦さんから、産まれましたよ…と声をかけられ、思わず涙が溢れた。
10月28日20時38分の誕生☆
性別を聞くと、女のお子さんですよ…との事♪
抱っこ出来ない代わりに間近に赤ちゃんを連れてきてくれて、頬ずりさせてもらえてクリニックのデジカメで記念撮影してくれた♪
感動の我が子との初対面(涙)
「初めまして、おチビちゃん。私がママですよ、お母さんですよ。産まれてきてくれて有難う♪」
と一瞬の対面の間に必死に話し掛けた。
保育器にまた赤ちゃんを戻して看護婦さんが言った。
体重が少なく(2,290gで低体重児)、赤ちゃんが濁った羊水と汚物(胎便)をかなり飲み込んでしまって呼吸困難な為、別の小児科のある病院に搬送する事になって今その受け入れ先を探しているからね…と。
私の赤ちゃん大丈夫なんですか?…と出ない声を振り絞って聞いた。
大丈夫よ、大丈夫よ…と優しく看護婦さんが励ましてくれた。
縫合が済み、手術終了。
…というかいつの間にか私は眠っていたらしい。
部屋に運ばれる途中、廊下で主人と母に会った。
2人ともホッとした表情。
赤ちゃんも見れたらしい、良かった良かった。
まもなく搬送先が決まった。
隣の市の有名な総合病院だ。
噂じゃ、小児科・産科・婦人科に定評があるらしい。
22時過ぎに救急車到着。
搬送前に部屋へ赤ちゃんを保育器ごと連れてきてくれて、触らせてもらえた。
柔らかく弱々しい感触、でも愛おしい♪
麻酔のせいか上手く体が動かない為、看護婦さんにお願いして赤ちゃんの写真を携帯で撮ってもらった。
赤ちゃんは眠っているものの、心臓を一生懸命動かして凄くしんどそう…。
頑張って生きてね、と声を掛けて見送った。
搬送先には主人が救急車に乗って付いていった。
母も帰宅して連絡を待つ事に…。
私は部屋で赤ちゃんの無事を祈った。
と同時に、元気に産んであげられなかった赤ちゃんに申し訳なくて、一人泣いて謝った。
今はとにかく頑張って生きてほしい、と願うばかり。
母から時折電話がきて少しは眠る様に言われたが、もちろん眠れなかった。
主人からの連絡が待ち遠しかった。
※そんなこんなで容易に出産報告が直ぐ出来なかった。
話せば長くなるから。
簡単に軽々しく言える出産内容やなかったし。
だから友人知人へのメールもmixiのマイミクさんにも、まだ知らせていない。
先ずは日記で説明してから、と思ったから。
また翌日からの状況も追って記します。

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