2009/4/11

『パイロットフィッシュ』から7年。
再び、著者が人生をかけた美しいモチーフを通して贈る、至高の長編恋愛小説。
このキャッチに食いついて読んだのですが、
ちょっと不完全燃焼に終わった、というのが正直な感想です。
タイトル通り、ディスカスの飼い方に関する描写があまりに多くて
感情移入をすることが出来ませんでした。
ディスカスを通じて恋愛の神髄を考える、
というのが狙いなのかもしれませんが、あまりにチャレンジング。
もう少し感性に呼びかける方が、著者の長所を生かせると思うのですが。

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2009/4/2

このところ教育ビジネスが様々なメディアで
取り上げられる事が多いですが著者も有名なお一人です。
この系統の書籍が指摘しているのは基本的に2点だと思っています。
1:自分の目指す姿を時間軸で書き出す
2:継続こそチカラなり(PDCサイクルをまわす)
しかしわかっていながら続かないのが凡人です。。
なかなか誘惑や悩みが多くていけません。

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2009/2/20

商売はゲームで、自分の考えを試すフィールドだと言い切る筆者。
しかしそこに書かれている内容は、
ビジネスに重要なことがわかりやすく書かれています。
彼は色々と事業に手を出しているので、説得力もある。
一言でいえば
人、思いを大事にする
サラリと読めますが、何気に熱い。

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2009/2/10

サラリーマン生活をしていく上で、
くだらないけど、笑える、使える言い訳が沢山。
どこまで実話なのかわからないけれど、
色んな人がいて、色んな言い訳を考えるんだなぁ、と妙に納得。
アタマの体操に。

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2009/2/1

江戸末期の学者、佐藤一斎による語録集。
西郷隆盛や最近では小泉純一郎が引用した事でも
知名度が上がっている本でもあります。
日本のサムライ的リーダー。
そんな立場や生き方に相応しい言葉が綴られています。
しかしリーダーでなくても得るものが多い。
日々の生活に意識することで、少しずつでも
自分の考え方やライフスタイルに良い影響があるかもしれません。
心にスパっと刀を入れて引き締める機会になります。

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2009/1/29

旅をテーマにした短編集。
旅の記憶というのは何に紐づいているでしょうか。
視覚、味覚、聴覚、触覚、人によってそれぞれ違うかもしれません。
旅は人生を豊かにするものだと思います。
だから、また次の旅をしたくなる。
昔の思い出に身をゆだねながらユラリと旅の時間。
そんな気持ちにかられる作品です。

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2009/1/21
老妓抄/岡本かの子
岡本太郎の母君、岡本かの子の短編集。
彼女自身が類い稀なる人生を歩んでいるということもあり、
彼女の書く文章にも魅力的なものが多い。
男女の仲、家族の話、思想と現実。
それらが日本語の魅力を鏤めながら上手に描かれています。
そして各所に載せられている詩がまた心に訴えかけてきます。
年々にわが悲しみは深くして
いよよ華やぐいのちなりけり
才能ある作家だと感じる作品です。

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