2009/9/11

20年間無敗、伝説の雀鬼による著書。
性格や癖などから紐解き、人生の過ごし方のヒントを示しています。
冗長的な部分が多いですが、言わんとしている事はシンプルです。
全体を見る目を大切に。
バランス感覚を意識して正直に生きよう。
煮詰まった時、気分転換にサラっと読める感じです。

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2009/8/29

初期の村上龍が好きだ。
欲望を荒々しく描きながらも、
その表現に潜む繊細さから心情がグンと伝わってくる。
この「テニスボーイの憂鬱」は、その真骨頂だ。
オトコ目線である事は間違いないけれど、
久しぶりに心を揺さぶられる心地よさ。
そんな余韻に浸る時間。
龍さん、経済なんて語っていないで
こういうワクワクする作品をもっと世に出してよ。

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2009/8/11

アンジャッシュ渡部くんの処女作。
彼らのコントを見た事あるかたはわかると思いますが、
伏線、勘違いといった仕掛けが肝になってるんですよね。
まさにそれを小説に取り入れた、という作品になってます。
なので途中でオチが読めちゃうところもあるのですが、
表現力で読ませるところに彼の才能があるのかもしれません。
なかなか楽し。

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2009/8/3


MOT教授のオススメということで友人からお借りした本。
ハードカバー上下巻クラスの長編小説を読むのは久しぶりです。
北方謙三といえばハードボイルドなイメージがありますが、
この作品はそれが全面に出過ぎることなく、全編の構成力が光ります。
佐賀と台湾を舞台にした物語で、
明治という時代背景と人や企業が成長する過程をうまく表現しています。
しかし心揺さぶられるのは、やはりハードボイルド色が出てくる任侠場面。
熱いものがこみ上げてきます。
小説って良いですね。
ビジネスものばかりでなく、楽しむための小説も読もうっと。

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2009/5/23

ドラマ「婚カツ!」に触発されて、
ちょっと周回遅れだけど、こちらの本を読みました。
お見合いや知人家族の紹介から結婚する時代から
恋愛結婚が主流に変わってきた時代背景。
自由の獲得と幸せというのは必ずしも
一致するわけではないのかもしれませんね。
結婚しない、結婚できない、その棲み分けはあるにしても
男と女の目線で考えるとそれぞれに理由がある気がします。
流される勇気、自分から刈り取る勇気。
考え方一つで幸せになれるのかもしれないなぁ
なんて考えさせられる一冊。
さて、自分の幸せはどっちに向いているんだろう。

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2009/5/18

カンブリア宮殿で加賀電子の話を観て購入。
企業はトップの器以上にならないし、
組織で働く人間はトップの姿勢次第で変わる。
そういう想いを改めて持ちました。
日本で名経営者と称されているのは、
そのほどんどが創設者や同族などで長い間経営に携わってきた人です。
長期的なビジョンと変わらぬ信念があるから会社が生きる。
いつ首になるかわからない「上がり」のサラリーマン社長には、
なかなか出来るものではありません。

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2009/5/11

若者の姿が、その国の将来を映す。
がさつな女
キャバ嬢になりたい女子
スピリチュアルにハマる若者
よさこいを踊る若者
僕自身は団塊Jrと呼ばれる世代ですが、
この本が対象にしているのは更にその下の世代。
そう考えると時代の変化を感じざるを得ません。
小さい頃から携帯をもち、情報は溢れている。
自分の親が直面しているバブル崩壊や不況を見てきている年代です。
社会との関わり方、情報の捉え方がそもそも昔とは異なるんですよね。
これからの社会を考える上で避ける事が出来ない価値観の違いです。

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