
昨日、大変な猛暑の中での法事でした。近しい親族15名ほどが集まって亡き人を偲びました。あまりの暑さの中での喪服、大丈夫か心配になりましたが、皆さま無事でよかった…。
法事後のお斎の席で、今までほとんどお話をしたことの無かった目上の親戚の皆さまとお話させていただくことができました。父に話を聞かないと関係性がきちんとわかりませんでしたが、今回の法事でおおよそのルーツを知ることができました。
そんな中でも、私のことを認識して下さっていたのが嬉しくありがたかったです。皆さま穏やかで優しく、あたたかい目で見守って下さっているのを感じて感激でした。また、海外や山に出かけがちでなかなかこういうことにはタイミングが合わない主人も、今回初めて出席することができ、皆さまと打ち解けて話をしてくれていたのが心強く思いました。あまり会う機会の無かった従兄も、皆しっかりとした大人になっていて、フレンドリーに接してくれたのが嬉しかったです。
ひとりっ子ゆえ、自分だけで何とかしなければと思いがち。いつも「両親には私しかいないのだから」と、ひとりで背負っているような心もちでいましたが、血が繋がった親族がこれだけ周辺にいるんだと思ったら、ありがたく少しだけ心が軽くなりました。
両親は、いつも歳をとるということは大変なことだと言っています。なるほど、体はきかなくなってくるし、周囲の人は少しずついなくなってしまうし…確かにそうだと実感がわいてきました。兄弟も無く子供もいない身ゆえ、先のことを考えると、きっと乗り越えなければならない大きなことが多々出てくると思いますが、ひとりでは無いと思えれば何とか進んでいけるかなと思えました。
縁というものは自らは選ぶことのできないものですが、きっと縁が結ばれているということは見えざる大きな力がはたらいて、大きな意味を持っているものだと感じました。ご先祖さまが繋いで下さったご縁に感謝して、真摯な気持ちで生きていこうと誓った夏の1日でした。

