後半のトップは、このたび二代目となった藤間芳十郎先生の「傾城」。花魁のかつらとお衣装は、総重量30Kg以上。が、さすが芳十郎先生、そんなそぶりも見せず、宝塚のごとき美しさで、静かながら迫力のある踊りを披露します。

今回は、3年に一度くらいしかやらない古典舞踊のみの会。本衣装にかつら付け、セットもお化粧も歌舞伎座などで活躍している方々の手による豪華版。こんなことが、何より嬉しいんですよね。

こちらは「梅」のお衣装。可愛さの中に、艶っぽさも感じさせます。

憧れの大先輩は、今回はあえてあっさりした「岸の柳」を選びました。にゃんこ母と同年代のこの方、お支度をするとすっかり姫さまになってしまうところがスゴイです。もちろん、踊りもにゃんこの憧れのはんなり系(*^^*)

口上の後に1曲踊り終わった芳勘矢さんですが、名披露目の演目は「供奴」。切れのいい踊りを見せてくれました。私も一緒に習ったけど、こういう踊りは難しいのよね。

隈取りしても、綺麗さは変わりません。よっ!芳勘矢!カッチョ良かったですよ☆

その後も、「藤娘」や「連獅子」などの大物が続き、二代目の「保名」の美しさにため息。大とりは、会主・藤間芳子先生の「女伊達」。役者6人をバッサバッサとなぎ倒す小気味よさ。さすが!さすが!舞台面の写真はご法度だけど、最後のご挨拶のところだけ、こっそり撮らせていただいちゃいました。ほんに、華やかで盛況な会でありました。

日本舞踊は、とかくお金がかかったり、しきたりが厳しかったりで、足かせも多いお稽古ごとですが、やはり舞台を見るとワクワクします。今回、見学のみでしたが、いかに自分が日舞が好きかがわかりました。もうしばらく古典舞踊だけの会はありませんが、次回はちゃんと踊れるように頑張りたいと思います。ご出演の皆さま、お疲れさまでした。心からの拍手を贈ります。(おしまい)
(おまけ)前回、にゃんこは、こんなことをやってました→
http://moon.ap.teacup.com/applet/nyanko/20070328/archive

