次に案内してもらったのが「レインボーボールルーム」。重厚なドアを開けた瞬間、ドーン!とこんな世界が広がっています。さ、さ、さすがユーミンが披露宴会場に選んだ場所だよ。ここには、特別に濃密な空気が流れているような…。
ご案内役のニューグランド王子は、さらにステキな話を語って下さる。
「このホテルができる以前、横浜にはグランドホテルとフェニックスホテルがありまして、どちらも無くなってしまったのですが、当ホテルの名前を決める時に、この名前をぜひ残そうということになりました。最終的にはニューグランドと命名されたわけですが、フェニックスはホテルの紋章として残りました。舞台の両サイドには、漆喰で描かれたフェニックスが羽ばたいていますし、足元の絨毯にもフェニックスが織り込まれているんです」
窓には深紅のベルベットカーテン、天井には漆喰絵の花びら。そんな宝塚の舞台のような空間で、ニューグランド王子の口から出る甘やかな言葉を聞く。ああ、なんたる至福の時間(*^^*)
そこから出たところにある本館ロビーもまた、夢のような空間だ。
「こちらでは、テレビドラマの華麗なる一族の撮影などもしておりました」
はぁ〜、キムタクがここにいたのね!確かにここには、セットでは出せない、時を経た本物だけが持つオーラがある。
「こちらの椅子は、創業当時から使われております。顔がついているんですよ」
昭和2年創業のこのホテル…どんな人がここに座ったのだろう?開業82周年という時の重みを肌で感じられる空間。時が息づいているのね。
窓の外には、横浜の海と氷川丸が。いつまでも身を置いていたくなってしまうが、ニューグランド王子を引き留めるわけにもいかない。
そして、階下に降りる階段にも歴史が積もっていた。
「エレベーターは、かつて手巻きだったんです。たまに途中で止まってしまうこともあったようですね(笑)そしてこの上に掛けられている天女の綴れ織は、開業時に京都の川島甚兵衛氏が制作したままの姿で残っております」
ウエディングの方がみなさんここで写真を撮られるという階段で、もう一枚パチリ!もう、満足感で胸がいっぱいでございます。引き揚げるニューグランド王子に、心からのお礼を言って、クラシックな見学を終える。その後これまたステキなお庭をプラプラして館内に戻ったら、そこには王子が…。
「当ホテルの歴史にご興味をお持ちでしたので、よろしければこちらをどうぞ」
と、ホテルの歴史をまとめた小冊子を2冊プレゼントして下さった。すごいよ!ニューグランド。にゃんこはすっかりこのホテルのファンですわ♪(つづく)
ホテルニューグランド→
http://www.hotel-newgrand.co.jp/
360°ビューはこちらから→ぜひご体験下さい!
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