温泉にゃんこのネコ散歩

夕食後に腹ごなしがてらマジ卓球対決でもするつもりが、お腹いっぱい過ぎて断念。外に出るとシルキーな霧が巻いていた。晴れていたらどんなに綺麗な星空だろうとも思うがこんな風景も素敵だ。翌朝目覚めると、昨日とは打って変わったような日本晴れ…とはいかず変わらぬ雨模様。富士山がドーンと見えるはずのレストランでモーニングビュッフェをしこたま楽しむ。お野菜やパンが美味しい（＾＾　牛乳やヨーグルトの横にはきな粉が置いてあって、お試し下さいとある。牛乳にきな粉を入れてクルクル…あっ懐かしい優しい味。ヨーグルトには五穀シリアルときな粉をトッピング…みのもんたチックだけど、これもいいかも（０＾；　夢子さんもいて、ニコニコとご挨拶してくれた。この時期は中国の旧正月に当たるせいかチャイニーズの団体さんも見かけたが、みな穏やかにお食事をしている。富士山見に来たんだろうになぁ…見せてあげたいよ（TT）



朝食後はホテルで過ごそうかとも思ったが、実は雑誌の「自遊人」についていた無料入浴パスポートに、この至近距離の日帰り温泉があるのを発見してしまっていた。やっぱ行くしかないでしょとチェックアウトすると、お支払いは本当にひとり13100円ポッキリ！入湯税も含まれているし温泉も入り放題だし、ほんとにこの直通バスプランって激烈にお得だ！河口湖駅近くの日帰り温泉「温泉寺」まで、決まった時間ならホテルのシャトルバスで送迎してくれるという。親切なお兄さんの運転で着いた先には、ものすごい長屋門が鎮座していた。お迎え時間の約束をしてお兄さんと別れ、長屋門をくぐりシーンと人影の無い素晴らしいお庭に入って行くと、グェッ！とのけぞるような大屋敷が…今流行のレトロモダンどころではなく、とんでもないお金がかかっているホンモノの匂いがする。おそるおそる玄関を開けると、見慣れた日帰り温泉のフロントが…何か変な感じ（＾＾；　パスポートを出すとペタリとはんこを押してくれた。２時間1000円の入浴料がタダざんす♪

お風呂に進もうとすると、二間続きの巨大な休憩室が。休憩室とは言え、ものすごい美術品や凝った欄間やすごい厚みの座布団など、まさに大奥の世界である。これを横目に見てお風呂に向かう。後で調べたら、この建物は善光寺の宮大工さんが長い年月をかけて手がけたものだった。お風呂は首都圏にありがちのゴージャススーパー銭湯のようなつくりで、ジャグジーやサウナ、つぼ湯や露天などが作られている。お湯的には…湧出量が少ないのでおして知るべし。Fitの運び湯よりももっとゆるいお湯ではあるが、ここはこのお屋敷のロケーション勝負で充分という気もするので許す。展望サウナからは、正面に富士山が見えるとか…今回は心の目で見るしかない。ドシャ降りの平日のお昼前、他にお客さんの姿はどこにも無く、お風呂も大奥の間もズーッと貸し切り。傍若無人に寝転がってダラダラ時を過ごす。自堕落な時間も、これまた良しだ。（つづく）

Fitスポーツクラブ→http://www.fit-rc.com/
河口湖温泉・温泉寺→http://www.onsenji.com/onsen/

「新潟温泉大図鑑」でお世話になっているニューズウィークさんから、新潟限定月刊誌「新潟Komachi」の取材協力依頼があって、温泉特集記事のお手伝いをさせていただいた。３月号のメインは「読者のワガママ温泉」というタイトルで、読者のこんな温泉旅行がしたい！というオーダーに、温泉通が希望を叶えるプランを組むという企画だ。親孝行の旅やら食い倒れ旅など15パターンのお願いに、アンケートで答えるところからスタートした。自分的には、お年寄り向けの長寿プランや激安プランに自信があったのだが…アンケートの結果、担当することになったのは、不思議とにゃんこが苦手と思っていた３点だった。こうなったら、いい旅してもらおうじゃないの！と、いつもの食い意地といいお湯探し、そして今回はサプライズも盛り込んだコースを組んでみた。

１．付き合って１周年の温泉旅行。忘れられない思い出を作りたい！という若者カップル編
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大好きな小諸周辺をナビゲート。「中棚荘」でおうどん食べてりんご風呂に入り、雪上車に乗って行く「高峰温泉」に泊まって冬の星空を堪能し、北国街道のレトロな町家レストラン「中吉」でほっこりランチ、最後に「あぐりの湯」で浅間連峰を眺めながら温泉旅の〆。

２．次の温泉旅行で彼女にプロポーズしたい！という、恋人編。
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小布施と信州高山温泉郷をコラボ。「オブセワイナリー」でふたりでワインを選び、「竹風堂」で小布施ならではの栗おこわのランチ、奥山田温泉の「レッドウッド・イン」でサプライズ付きのディナー時にプロポーズ、その後はふたりきりの星降る露天を…。翌日は「中島千波館」で桜の絵を見て幸せな気分に。

３．女同士で卒業旅行に行くことになりました。友人を満足させなくちゃ！という女子大生編。
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五頭温泉郷周辺で、レトロモダンな女の子チックなプランを。「瓢湖屋敷の杜ブルワリー」で冬期限定チーズフォンデュのランチ、「出湯温泉共同露天風呂」で本物の温泉体験、クラシックモダンな村杉温泉「環翠楼」で七宝焼き体験＆露天風呂付き離れでのおしゃべりで夜を過ごす。最後は「阿賀野川ライン雪見舟」で、墨絵の中のクルージングを。

と、こんな感じ。興味ある方は、ぜひご覧下さい　ｍ（．．）ｍ お買い上げの方には、もれなくにゃんこの満月のように丸々となった顔を見て笑える特典付き（０＾；；；　他にも混浴美女の山崎まゆみちゃんや、キュート系美人ライターの「長野こまち」の大塚真紀子嬢や、これまた美女のお酒大好きトラベルライターの星裕水さんなどが、さまざまなコースプランの紹介をしているので、新潟の温泉好きには参考になること間違い無し！です。そんなにゃんこも、大好きな新潟の温泉で雪見風呂をしたくてウズウズしている最中。雪が落ち着いたら、瀬波か月岡あたりに行こうかにゃ（＾＾

新潟Komachi・３月号→http://www.week.co.jp/newest/ko/

12月22日の日記で紹介したヴェネチアンガラス作家の中田昌秀氏が、そごう大宮店７階で開催されている「手づくり作品バザール」に出展しているというので、踊りのお稽古の後に寄ってみた。あのキラキラした清らかな作品はいずこに？と探したところ、会場のすご〜く奥に彼のブースを発見。うう、もったいないなぁ…可愛い輝きの作品がフロント部分にあれば、会場自体の雰囲気ももっと輝くのに。



残念がっているところに、ガラスの美青年☆中田氏が登場した。ハンチングをかぶり、相変わらずの柔らかな物腰と真摯な言葉が…う〜みゅ、ヨンさまのようだわ（＾＾ヾ　今回の新作は、ガラスの中をイルカやオルカが泳ぐ作品。さまざまなブルーの中に、伸びやかな姿で泳いでいる。どうやって作るのかも教えて下さったのだが、あまりの綺麗さに心を奪われてよく覚えていない（０＾； ゴメンナサイ。今日は新作の根付にもなりそうな携帯ストラップと、暖かい色のお花が咲いている可愛いリングをゲッチュ♪　帰り道にさっそくつけてみたら、今日の羽織の色とピッタリで優しい気持ちになった。

彼の作品は、パワーストーンや勾玉などと同じく何となくスピリチュアルな香りもする。こういうものって、作り手の人間性をあらわすのかもしれない。価格もお手頃なものが多い。見ているだけで清らかな気持ちになる作品と、王子様のようなガラスの美青年に会いたい人は急ぐべし！

「手づくり作品バザール」→　
そごう大宮店　７階催事場　２/６（月）まで　最終日は午後４時まで

ディナーは予約時にイタリアンかチャイニーズをセレクトする。にゃんこは「イタリアン」をチョイス。正規のディナーコースは5000円からとなっている。これもパック料金も含まれているなんて嬉しいわい♪　お洒落なレストランに入ると、ギャルソンエプロンをキリリとまとった素晴らしくスタイルのいい可愛いお嬢さんがニコニコしながらお席に案内してくれた。この方ランチ時にもお世話をしてくれていて、そのスレンダーさに惚れ惚れと見惚れてしまったので、とっても印象に残っていたのだ。
「すみません、そのウエストを下さい…」←心の中のつぶやき（０＾；

イタリアンのコースの始まりは、鴨の前菜と鯛のカルパッチョ。パンの横にはチーズとオリーブオイルが入った入れ物が添えられていて食べ方の説明がある。粉チーズをお皿に取り、真ん中を窪ませてオリーブオイルを注ぐ。そこにブラックペッパーとお塩を少々入れ、まぜまぜしたものをパンにつけてお召し上がり下さいとのこと。さっそくやってみると、未体験の味ですごく美味しい（＾＾ｖ　この食べ方クセになりそうだ。コースはアンコウのパスタ、ちりめんキャベツのロールキャベツと続く。ヒョエ〜、美味し〜いと思いながら、デジカメでパシャパシャ…怪しすぎる（＾＾；


　
「お写真お好きなんですね〜♪」
と、先ほどのお嬢がお料理を持って来ながら声をかけてくれたので、すかさずスタイルの秘密を聞き出そうとお話してみる。
「すごくスタイル良くて羨ましいんですけど、ヨガとか何かスポーツとかなさってるんですか？」
「ひゃあ、恥ずかしいです。ヨガとかはやっていないんですけど、いっぱい寝たらこんなに育っちゃいましたぁ（笑）」
ディナーのサーブに関してもとっても心配りが行き届いていて、スタイル良しなのに丸顔で愛嬌満点なところがさらに魅力的だったりする。お名前をうかがったら何と「夢子」さん。本名だそうだ。可愛くてほわ〜んとした雰囲気の彼女にピッタリ☆　旅をしていると、その先々で感動をくれる人と出会うことが多い。これも旅の醍醐味と言えるかも（＾＾

至福のディナーの締めくくりは、イチゴのデザートグラタンとコーヒー。温かいカスタードにフルーツ入りのチョコムース、その上には薄い求肥がかぶせられまわりにイチゴが飾られている。ああ、幸せだにゃ〜　＝＾＾＝　（つづく）

Fitリゾートクラブ→http://www.fit-rc.com/

綺麗なフロントでチェックインし、隣接する「ホテルスポルシオン」のデラックスツインのお部屋に入って驚いた…ひ、ひ、広ぉぉぉぉ〜い！！！　これがリゾートホテルっちゅうもんなのね！普段は木造のちっちゃな温泉宿にばっかり行ってるからなぁ（＾＾ヾ　でも、基本的にはそういうお宿派なんだけどね。たまにこういう知らない場所に足を踏み入れるのも発見があっていいかも？ここは当初は会員制スポーツクラブとしてオープンしたところで、テニスコート・プール・フィットネスジム・ゴルフのショートコースなどの施設が大充実している。



さっそく楽しみにしていたプールへ。普段はビジター料金がかかるが、この直行バスプランでは１回だけ利用できるチケットがついている。富士の湧水が満たされたゴージャスな25ｍプールの隣には、サウナやジャグジーバスもある。平日の午後４時…広〜いプールはなんと貸し切り状態だ。イルカのように颯爽と泳ぐ…のは、元水泳部だった同行者。にゃんこはそのお隣のレーンで、ビート板など使ってゆるいネコかきなど（０＾；　水の中でゆらゆらとたゆとう感じが心地いい。気持ちよくバタ足やら平泳ぎもどきをしていたら、
「タマちゃんに似てる…」
とつぶやかれた。そのとーりだよ！悪かったなぁ（＞＜♯　監視のお嬢さんはおバカなふたりには気も留めず、何かのお勉強をしているようだった。チョビッと泳いでジャグジーへというゆるいスイミングを楽しんだ後は、食事前にやっぱ温泉へ入らないとね！

別棟にある大浴場には、数年前に施設の敷地内で出たという温泉が注がれている。…が、残念なことに今は源泉からタンクローリーで運んでいるとのこと。ゆくゆくは源泉場所に温泉施設を作るとか、パイプで引くとかしてくれたら嬉しいなぁ。でもやはり基本はあくまでもスポーツクラブ、露天風呂などは無いがジャグジーやサウナでしっかり疲れが取れるようになっている。ローリーでの運び湯と聞いていたのでお湯的に期待はしていなかったのだが、思いのほかまろやかな肌触りで油断していたら激烈にあったまっていた。湯の入れ替えも頻繁な上、利用者も少ないせいで湯の質が保たれているのかもしれない。しかし、今年２湯目の温泉はローリー湯、しかも満足しちゃってりして…それでいいのか温泉ナビゲーターにゃんこ（０＾；；；　更衣室もすごく広く、休憩室では無料のマッサージ機が使い放題だ。湯上りの体をマッサージ機にゆだね、しばしブルブル。ああ、気持ち良かぁ♪　そうこうしているうちに時間は6時を回っていた。泳いだせいかお腹が空いている。お楽しみのディナーにGO！（つづく）

Fitスポーツクラブ→http://www.fit-rc.com/

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