途中、農産物直売所で1個50円の嬬恋産キャベツと1本70円のトウモロコシを買い込み、一気に長野原まで下る。交通量の多い吾妻線を避け途中から406号線に入り倉渕村に向かうとここにも直売所が…炭焼きのトウモロコシが美味しそうでちと寄り込む。と…ガガガッとすごい音が(><)タイミング悪く、車の底部に木の切れ端が引っかかってしまったようだ。何とか取れたが、大丈夫かすごく心配で動揺していたら、直売所のおばちゃんが、
「手で取れたんだから何てことないよ!何も漏れてないでしょ。心配ない心配ない(^^」
と言ってくれた。さすが上州の女性は肝っ玉がすわっている。お土産に香ばしい焼きモロコシを買って倉渕温泉の「長寿の湯」を目指すが、また土砂降りに遭遇。山間部の天気はあなどれない。慎重に運転して「長寿の湯」にたどり着いた頃には、もう青空が見えていた。
ここはTVの経営立て直し計画に出ていて、その後どうなっているかなぁ?と気になっていた温泉だったが、以前と同じ感じで営業しているようでひと安心。サラリとした単純泉の露天と塩化物泉の内湯に一浴し、同じ倉渕村のクラインガルテンにある相間川温泉「ふれあいの館」を目指す。ここは以前、施設点検日に当たって入れなかったため気になっていた場所だ。が…何だか以前のたたずまいが微塵も無いセンター系の構えになっている。いぶかしがりながらも館内に入ると、500円のはずの料金も700円と表示されている。料金を払ってしまってから、フロントのお嬢さんに
「以前からこんな大きな施設でしたっけ?何か雰囲気違うような…?」
と聞いてみたら、目指す「ふれあい館」はこの奥で、ここは5年前にできた「せせらぎの湯」という村営の別の施設だった。
「こちらが源泉で、ここからふれあい館さんの方に引き湯をしているんですが、よろしければまたゆっくりいらして下さい」
と言って、パンフレットとともにお金を返してくれた。ものすごく感じがいいのに感激!今度こちらにも来てみよう。
教えてもらった道をたどって行くと、見覚えがあるこじんまりした建物が見えてきた。500円也を払い浴室に踏み入れると、小さめの露天にまったりとした黄金色のお湯が満たされている。
「これに入りたかったのよ!」
喜んで浸かるが、ハードな強塩泉(><)ペトペトする上に全然湯冷めしないので、真夏の湯めぐりの〆にはもっともふさわしくない泉質だ。長湯できずに早々に上がり帰路につく。いろんな泉質に一気に浸かったためか、はたまたハンパにいっぱい入ったためか、腕にわずかに出ていたアトピーが広範囲に広がり真っ赤に腫れあがって悪化してしまった。「温泉力」おそるべし!わずか24時間の旅だったが、いろんなことを思った夏の草津であった。(おしまい)
倉渕温泉・長寿の湯→
http://www.kurabuchionsen.com/index.htm
相間川温泉・ふれあい館→
http://www12.ocn.ne.jp/~aimagawa/


