2010/6/6

三昧境9  三昧境

三昧境9

餅つきの大臼とどろ据えにけり
産みたての温みがいとし寒玉子
軍手ながら穿ち馴れして右左
枯柳夕べを炊ぐ舫い船
畑埃立て寒鴉地に弾む
芋鉋焚火の序(ついで)作りもし
水洟の落つると見えて吸はれけり
毛糸玉編む娘に遠く転びつつ
繭玉に触るれば揺れのいつまでも
初富士をまなかひに見つ晴れ着きる
飼兎逃げたるそ庭のちちろ虫

          以上昭和28年

                「三昧境」俳句編完

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          大鵬子
タグ: 俳句



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