2010/3/24

3分間俳句講座14  三分間俳句講座

昨日のつづきです。

練習・菜の花や月は東に日は西に・・・与謝野蕪村

  切れ字「や」の働きと季語との関係を考えてみましょう。

この句も蕪村の代表句として、中学の国語の教科書に出てくる有名な句である。
意味を探るまでもなく、一読して風景が目に浮かぶ。

まず「や」の働き・・・。

この句を自分で絵に描こうと思った時、真ん中に菜の花を描くのではないだろうか。
一句の中心は菜の花である。
この句の上五の「や」は中心を示す「や」である。
もちろん季語は「菜の花」蕪村は菜の花の立ち位置から見た東西の風景を描いたのである。
沈み行く月と昇り来る太陽の対比はそのまま、地球を中心として風景であり、その地球の中心が「菜の花」なのである。

季語の働き。

もしこの句の上五を「有明や」とか「有明の」などとしても、一句の意味合いは通じる。
その場合は季語は「月」になる。
その時は一句の中心は「月」となるため、昇り来る太陽が見えてこないし、その壮大な風景は描けないと思う。
この句は「菜の花」という中心があってこそ生きているのだと思う。









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