現在、メインで使っているパソコンは、2年前に2万円で入手した、中古のVAIO(VGC-Mシリーズ)です。
少し前に、LAN接続をオンにするとCPU使用率が上がる、という不具合がおきて、解決できなかったので、リカバリを実施しました。そこで気づいたこと、後で役に立つかもしれない、ちょっとしたカスタマイズなどを載せておきます。でもね、XP Service Pack 3のサポートは、
2014年4月8日(アメリカ時間)で終了してしまうので、それまでにもう一度リカバリするようなことが起きたら、これを読み直すことなく買い換えてしまうかもしれません。
最近は、バックアップ・復元ツールもいろいろありますし、今使っているパソコンにもインストールされていますが、今回は、使っていません。定期的にバックアップをとっていくなら、ユーザサポートのあるソフトを使ったほうが安全でしょう。
これから記述する復元作業のなかには「マイドキュメント」をDドライブに変更する手順も書いています。
かなり以前のことですが、ある人から、パソコンの動きが悪くなった、デフラグもできないと相談されて、確認させてもらったら、Cドライブがほぼ目一杯、空き領域数パーセント! に対して、Dドライブは4分の1使っていたかどうか、ということがありました。作成したファイルのほとんどを「マイドキュメント」や「デスクトップ」に保存してきたのが原因でした。
数多くの作成ファイルを保存・管理している人は、ディレクトリ(フォルダ)やパーティションについて、その活用方法まで知っておかないと、あとでえらいことになります。使い始めた時にカスタマイズ(使い勝手の良いように設定)しておくことが大切だと思います。
今回は、VAIOでハードディスクのリカバリ領域のデータを使って
Cドライブのみリカバリしました。
OSは、Microsoft Windows XP Home Editon ver.2002、 ブラウザは、Firefox、 メールソフトは、Thunderbird という使用環境で、個人的なカスタマイズを紹介していきます。
まず、Firefoxやウイルスセキュリティなど購入後にインストールしたアプリケーションの、再インストールの手順を確認しておく。必要なインストール用CD-ROMを用意しておく。VAIOには、SonicStage という独自の音楽データ管理ソフトが付属していて、専用のバックアップ・復元をやっていますが、今回は記述しません。
バックアップ
・FFFTP 接続メニュー→設定→設定をファイルに保存 をクリックして、regファイルをDドライブに保存
(Dドライブで実行している場合、削除される心配はないが、スタートメニュー等のショートカットは削除されるので、確認作業は必要)
・MS-IMEの辞書 プロパティ→辞書/学習→辞書ツールをクリックし、 別窓で辞書ツールを開いたら、ツール→一覧の出力 テキストファイルをDドライブに保存
・Firefox
ツール→オプション→コンテンツ→「ポップアップウィンドウをブロックする」の許可サイトのURLをNotepadにコピーしてDドライブに保存
ツール→アドオン→拡張機能 使っているアドオンを手書きでメモ
bookmarkbackupsフォルダをDドライブにコピー(ブックマークのバックアップ)
(フォルダの位置 C:\Documents and Settings\(user)\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\(半角英数字).default\bookmarkbackups)
Sage(rssリーダー) ツール→管理→OPMLエクスポート Dドライブに保存
・Thunderbird 次の3つのフォルダをコピーしてDドライブに保存
C:\Documents and Settings\(user)\Application Data\Thunderbird
\Thunderbird (インストール時に設定した場所にあります。カスタマイズしたので、インストール時の初期設定は忘れました orz)
\MailFolders (ツール→アカウント設定 各アカウントごとにサーバ設定→メッセージの保存先で設定した場所にあります)
・ウイルスセキュリティ 画面を開き、エントリ情報から、シリアル番号をメモし、ソースネクスト社のマイページで登録されていることを確認してからアンインストール。
その他、デスクトップのショートカットの一覧、クイック起動の一覧なども、ショートカットのフォルダをコピーしてDドライブに保存するとか、画面をプリントスクリーンで保存するなどしておくと、デスクトップを復元しやすい。
電源を切ってから、LANケーブルを抜く。
電源を入れ、VAIOリカバリツール起動。Cドライブリカバリ後、再起動。
Windowsセットアップ コンピュータ名、ユーザ名を入力
アプリケーションリカバリ 画面の指示に従い、Office2003インストールCDセット プロダクトキー入力
設定のカスタマイズ
「画面のプロパティ」で電源設定
「サウンドとオーディオデバイスのプロパティ」で音量とサウンドの設定
「システムのプロパティ」システムの復元で使うディスク領域の設定(C:3%、D:2%で使っています)
コントロールパネルより不要なアプリケーション(お試し版のゲームとか)の削除
Office2000パッケージより(Access、Publisher、PowerPoint)インストール プロダクトキー入力
この後、Cドライブのみデフラグを実行。最適化が終了したら一度電源を切ってLANケーブルを接続し再起動。
デフラグ (マイ コンピュータを開き、Cドライブを右クリックしてプロパティを表示 ツール→最適化する ディスク デフラグ ツールが開いたら、最適化をクリック)
ここから、諸々の復元とカスタマイズ作業
まず、Microsoft関連、次にセキュリティソフト、プリンタ、Mozilla、OpenOffice.org
Windows XP SP3を手動でインストール
SP3がインストールされていない場合、通常のWindowsアップデートではエラー(0x8024400A)になるので、手動インストールのページ(
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=24)からダウンロード、インストール、再起動
既に、SP3がインストールされている機種は不要。インストールされているかどうかは、
コントロールパネル→プログラムの追加と削除 一覧の中に Windows XP Service Pack 3 があればインストール不要
IE8インストール、再起動 (XP では、IE9 以降は使えません)
カスタマイズ
InternetTemporaryフォルダをDドライブへ変更(ツール→インターネット オプション→全般→閲覧の履歴 設定→フォルダの移動)
OutlookExpressメールBOXフォルダをDドライブへ変更(ツール→オプション→メンテナンス→保存フォルダ)
(これで、Cドライブの使用を減らす)
Windowsアップデート自動更新 118個以上約30分、インストール後、再起動
優先度の高い更新プログラムを入手します (推奨)のボタンをクリックして実行。
再起動後にもう一度、実行する。
XP、 2003 の場合、自動更新に不具合が発生するので、WindowsUpdate から MicrosoftUpdate へアップグレードしないほうが良いらしい
Adobe Reader、FlashPlayer、ShockwavePlayer、QuickTime、JAVA 各サイトより最新版をインストール
WindowsMediaPlayer11 for XP をインストール
Word/Excel/PowerPoint 用 Microsoft Office 互換機能パック インストール
(Office 2000〜2003 の環境で 2007 のファイル形式を開くためのプログラム
これがなくても、OpenOffice.org を最新版にしておけば問題ないような気がする)
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=3
Microsoft Office 互換機能パック Service Pack 3 (SP3) インストール
(互換機能パックの更新プログラムなので、それをインストールしなければ不要)
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=27836
カスタマイズ
「マイ ドキュメントのプロパティ」→ターゲット フォルダの位置をDドライブへ移動
Word、Excel、Access、PowerPoint、Publisherも各メニューのオプションでファイルの保存先を D:\My Documentsに変更
(これで、Cドライブの使用を減らすとともに、リカバリ時には、ファイルの退避が容易)
MS-IMEの辞書 プロパティ→辞書/学習→辞書ツールをクリックし、 別窓で辞書ツールを開いたら、ツール→テキストファイルからの登録 Dドライブにバックアップしてあるデータを取り込む
日付と時刻のプロパティ→インターネット時刻 サーバーに「ntp.nict.jp」と入力(参照リンク:
NICT-独立行政法人 情報通信研究機構 日本標準時(JST)グループ)
Excel ツールバーに電卓を追加する 表示→ツールバー→ユーザー設定を別窓で開いたら→コマンド→ツール から「ユーザー設定」をドラッグして配置
(この後、VAIO Update というVAIO独自の自動更新処理を実行した後)ここから下は、Microsoft 以外のアプリケーションについて
・ウィルスセキュリティ ソースネクスト社のマイページよりシリアル番号を入力してダウンロード、インストール
・プリンタ(HP社製)接続 HP社のサイトよりプリンタドライバをダウンロード、インストール
Mozilla のサイトより、Firefox、Thunderbirdをそれぞれダウンロード、インストールしたら
Firefox
ORACLE のサイトより、Firefox版 Java をダウンロード、インストール
ツール→オプション→コンテンツ→「ポップアップウィンドウをブロックする」の許可サイトのURL入力
ツール→オプション→プログラム AdobeAcrobat関連ファイルの取り扱い方法を「AdobeReaderを使用(標準設定)」に変更
バックアップした bookmarkbackupsフォルダをC:\Documents and Settings\(user)\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\(半角英数字).default\bookmarkbackups にフォルダごと上書き
メモしておいたアドオンをダウンロード、インストール
Sage ツール→管理→OPMLインポート
(その他、Firefox のトラブルシューティングはこちら
http://support.mozilla.org/ja/products/firefox/fix-problems)
Thunderbird
バックアップした次の3つのフォルダをフォルダごと上書き
C:\Documents and Settings\(user)\Application Data\Thunderbird
\Thunderbird
\MailFolders
(上書きしたファイルのなかに設定やメールBOXが含まれているので、起動してすぐ受信できる!)
OpenOffice.org を公式サイトより、ダウンロード、インストール
標準フォント をメイリオ、IPA P明朝に変更(画面のプロパティ、Mozilla、IE8、OpenOffice、Word、Excel、Notepad 等の標準フォントの設定を変更)
IPA、メイリオのダウンロードと表示フォントの設定については、こちら→
過去記事
ここまできたら、一度、復元ポイントを作成し、エラーチェック、デフラグを実行
・その他のアプリケーションのインストール
・FFFTP 接続メニュー→設定→設定をファイルから復元 (バックアップしてある regファイルを取り込む)
・デスクトップ、スタートメニューのショートカットを整理する
デスクトップのショートカット C:\Documents and Settings\(All Users)\デスクトップ
クイック起動 C:\Documents and Settings\(user)\Application Data\Microsoft\Internet Explorer\Quick Lanch
「最近使ったファイル」 C:\Documents and Settings\(user)\Recent
(この Recentフォルダのショートカットをデスクトップやクイック起動に作っておくと便利)

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