二胡を習い始めてから十年になるのですが、今回初めて、高齢者施設のデイサービスのレクリエーションの時間に演奏させていただきました。演習の一環なので、演奏を聴いていただく、というよりは、一緒に歌って楽しんでもらうという趣向でやりました。
持ち時間は、3時のおやつの前の30分間。まず最初に準備運動として、深呼吸、それから、口を大きく開いて、ア〜〜〜、イ〜〜〜、などと声を出す練習、これが結構、ウケました。
曲は、「朧月夜」「茶摘」「蘇州夜曲」「故郷(ふるさと)」
選曲は、良かったようですが、高齢者にとっては、二胡のキーは、高すぎるようでした。また、ゆっくり歌う人と、早く歌う人がいて、揃わない、
というか、たぶん、皆さん、歌い始まったら、歌詞カードを読むのに夢中で、二胡の伴奏なんて聞こえてないでしょ?
そんな前半2曲で崩れたものの、「蘇州夜曲」で形勢立て直し。
歌詞は、一曲分をA4一枚に大きな字でコピーして、一曲毎に回収して配布することにしましたが、「蘇州夜曲」では、配布したら、「始めますよ」という合図を入れず、いきなり静かに演奏を始めたら、うまくその速さで合わせて歌っていただけました。というよりも、この歌は、この速さでしか、歌えないようになっているのかも?
やはり、「李香蘭は憧れの人」と告白する男性がいたりして、ひとしきり、昔を懐かしんでもらうこともできました。
きょうは、朝からずっと雨。4時過ぎになってようやく青空が見えてきました。

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