銀座線で渋谷方面へ向かう途中、赤坂見附で下車して虎屋へ。
源氏物語千年紀「
源氏物語と和菓子」展 5/17〜6/16
ここの2階にあるギャラリー、といっても狭い空間。 和菓子屋さんですので、和菓子がメインの展示で、広い空間は要らないことでしょう。 と、思って行ったら、それだけではありません。
入口でA5版の小冊子(32ページ)を渡してくれます。
「禁無断転載」ですので、内容は、引用しませんが、掲載されているカラー写真のいくつかは、東京美術のサイト内、
虎屋文庫 / 東京美術で見られます。
片野孝志氏(1934〜)も尾形月耕(1859〜1920)も、その名前を知らなかったのですが、入ってみたら、菓子よりも、その料紙と錦絵に目を奪われることに。
ただし、先ほどの小冊子の解説は、和菓子がメインの展示ですから、料紙や錦絵に関する解説は短めです。
尾形月耕「源氏五十四帖」(錦絵)
多色摺りの版画です。 公家などの人物の描き方に、既視感を覚えるのですが、昔読んだ歴史小説などに、このような挿絵があったかなぁ?
インターネットで検索したら、画像を掲載している英文サイトがありました。
THE ART OF OGATA GEKKO
片野孝志
「西本願寺本 三十六人家集」(復元)から「素性(そせい)集」「小太君(こだいのきみ)集」
「雅楽」(二曲一隻屏風)、「三十六人家集」(二曲一隻屏風)
「源氏物語絵巻」から「柏木」「御法」、かな文字と金銀の切箔が美しいですが、片野氏は、料紙のデザインだけでなく、書もかかれるのか?
無料で置いてある、絵葉書にも印刷されている「源氏物語」という作品は、扇形をしていますが、横幅1メートルくらいの大きな作品です
源氏物語にまつわる意匠の菓子(型押しの干菓子だけでなく、じょうよ菓子などもあります)を、片野氏作成の料紙に載せて展示しています。 正確には、料紙の上にガラスを載せ、その上に菓子を置いています。
別室では、NHK番組「知るを楽しむ」から、十二単の重色目(かさねいろめ)について知る、「京都きもの玉手箱 平安朝ファッション再発見」のビデオを上映中でした。こっちは、ちょっとのぞいただけ。
参照サイト
虎屋ギャラリー
メモ: 最寄り駅 東京メトロ赤坂見附駅(A出口)
入場無料
滞在時間 11:30〜12:00

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