4時起床。荷物をマイカーに積み込み、4時45分、出発。
夕べ買っておいたパンをモグモグ噛みながら、真っ暗な高速道路を走る。
東の空低く、月齢27の細い月が見えている。
6時前に都内へ入る。東名高速東京料金所を6時30分頃通過。
多摩川を渡る頃には、まだ、街の灯かりがついているものの、夜明け間近の空は、だいぶ明るくなってきた。
今回一緒させていただくことになった、Jさんには、8時頃待ち合わせという約束をしてあったのだが、...
7時20分頃、携帯電話から連絡を入れる。そして、待ち合わせ場所には、7時40分頃には着いてしまった。
待つこと数分、Jさん登場。初対面だが、二胡ケースを担いでいるので、分かる。
荷物を載せ、二胡は、後部座席にシートベルトで押さえる。
7時55分出発。ここから、中央道・相模湖I.C.まで一般道を走るので、地元のJさんに運転を代わってもらう。
9時05分、相模湖I.C.、9時50分、双葉S.A.着、ここでトイレ休憩、給油をして、ここから、わたしが運転を交替する。
10時35分、諏訪湖S.A.着。朝が早かったので、少し早いが昼食にする。目の前は、諏訪湖。空は青空。八ヶ岳の山々がよく見えた。S.A.内にも、雪の塊があったが、人や自動車が通るところは、きれいに片づけられていた。ここから、長野自動車道・松本I.C.までは、約30km。
11時45分、松本I.C.。ここから、国道158号線をひた走る。道路は雪がないが、新島々のバスターミナルは、雪でアスファルトが見えない状態。
12時15分、松本I.C.から約20km、道の駅・風穴の里。ここでトイレ休憩。ここも駐車場は雪。道の駅の売店は休業。予定より早く着きそうなので、くまママさんに電話を入れるが、出ない。ここからロッジまでの運転を、再び、Jさんに代わってもらう。
山道は登りこう配とカーブの連続、トンネルは暗い、そして、道路に雪も。安房有料道路の手前、カーブで登り急勾配で雪。トンネルを抜けると料金所750円。道の駅から約25km、約30分。
この先、さらに道路一面雪に覆われているところもあり、また、道幅も一段と狭まる。午後1時15分、クマのロッジ着、料金所から約20km、約30分。
ロッジの目の前の道路は、温泉の蒸気で側溝寄りだけ雪が解けていて、アスファルトが見えていたのですが、ロッジの前へ自動車を寄せようとした時、アスファルトへ下りたタイヤが、雪の上へ登れなかった。
予定よりかなり早く着いたので、自動車のなかから、くまママさんに電話を入れる。
「いま、着いちゃったんですけどぉ」
くまママさんと再会を喜び、荷物を降ろして、早速、二胡弾きの用意。
窓の外には、軒先から、長いつららが下がっています。現代アートのよう...。
Jさんは、自作の駒(琴馬)を披露。竹で作ったのを取り付けてみたら、あら、良い感じ、でも、駒の高さは、もう少し低くてもいいかな。軟材は、装着しているうちに、張力で弦がめり込んでしまったそうで、軽くて硬い木材が適しているようです。備長炭で作ったのがあったそうですが、紛失してしまったとのことで、それを期待していた、くまママさんはがっかりしていました。
自作駒試奏のあと、持参した譜面で、適当に弾いていたら、くまママさんが、
「せっかく3人いるんだから、三重奏の曲をやろう。」と三重奏の譜面をコピーしてきました。
Jさんとわたしは、初見です。無理やり、くまママさんに引っ張ってもらいました。
そのあと、年末だから、ということで、くまママさんと一緒に「良宵」。
それから、わたしが「病中吟」を、くまママさんが「拉駱駝」を。
きょうは、もう一組、宿泊客がいるということなので、その方たちが到着する前に、外が明るいうちに、露天風呂に入りました。脱衣所は寒いです。脱衣所を出たところ、足元がつるつるに凍っています。
露天風呂の周囲には雪が積み上げられています。見上げれば、青空。湯加減、ちょうど良いです。思わず長湯です。
風呂からあがれば、また、二胡です。山ですので、5時ともなれば、薄暗くなってきます。食事の支度が整うまで、二胡を弾こう。
夕食は、7時頃から。 前菜は、香味鶏、南瓜きんとん、ヤーコン。ごはんは、十六穀米。ころいもの田舎煮、大きな地ものの天然なめこを使った白和え、虹ますの塩焼き、飛騨牛の朴葉味噌とうばん、冬野菜の特製サラダ、特別メニューの飛騨牛の刺身。デザートは、南瓜のムース。竹筒ですっきりとした味わいの日本酒もいただきました。
食後、一息ついたら、内風呂へ。露天と違って、こちらは、なかなか熱いです。
風呂からあがっても、また、下の階で楽器コーナーの楽器をいじったり、持ってきたCDを聴いたり、...気がつけば深夜12時。朝が早かったので、眠くなりました。2階の部屋へ戻って寝ました。
今回、車の中で聴くのに持っていったCD
・王国潼『劉天華百年誕辰珍蔵版』
・劉明源『弓弦楽の神手』
・ウェイウェイウー、磯村由紀子『風の住む街』
・グローバルワークス『GLOBAL WORKS』
・『アジアンごはん』
・城之内ミサ『華 Asian Blossoms』
・費堅蓉、姜小青『琴韻清雅』
・シャオロン『蘭 Orchid』
...など

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