2020/9/23

須田  

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どんな山も、たたむときは来る。
避暑なので。

調味料とか珈琲とか、置いておくと鮮度が落ちる、湿気てしまう類のものは持ち帰る。
そういう集合写真って、あまりない。
(「引っ越し」のときは、もっと大量に段ボールに入る)。


その持ち帰る物品のコーヒー缶にカナブン。
甲虫と缶は似合うよね。

「須田」と貼ってあるのは、この山小屋の近所に須田珈琲と言う、珈琲豆の専門店があるのです。

須田さんは『ねたあとに』に登場する「ムンドヌォーヴォ」をかつて売っていて、今も親しまれています。

……でも、別にもう一つの缶に普通のコーヒーが入ってたわけではない、須田の珈琲しかない気もするのだが。でも単に「珈琲」「それ以外」の区別でも「須田」と書くのだとしたら、それなりの思い入れが、名札に表れてますな。






















※ゾクホウ※
男性作家はめったにしない婦人公論での小説連載ということで、既に載っている連載をパラパラ読んでみたら、やはり女性主人公が悩んでいる筋が多かった。平凡な主婦に起こる出来事を実直にみつめるような。

だったら、異分子として参入する自分は男性主人公でいこう、と30枚くらい(『パラレル』みたいなの)を書いてみた。
それがナンカコー続かず、なんやかややってるうち、めちゃくちゃ「平凡な主婦に起こる出来事」小説になってた。
それで、別のことで自分らしくしようではないが、婦人公論に載っているということを活かそうという気は働いた。
『ぼくは落ち着きがない』のときのように(作中人物が(高校生なのに)FLASHをめくり、カッパブックスを読み、掲載紙の「本が好き」という言葉をラスト主要人物に言わせるなど、「ぼく落ち」は完全なる光文社小説だ)。


婦人公論が月二回刊、月刊連載より矢継ぎ早であることも今回は活かしたかった。現実の時間となるべくリンクするようにし、平成の終わり、新元号を出迎えるところから「時事」が顔を出し、作中に婦人公論の前々号が登場する。
あれっと、捨ててない号をめくりなおして楽しめるようにしたかった。

他、星野源が表紙の号にあわせて星野源のタイトルをもじったり。
とにかく連載場所と「今この時」を踏まえての連載になった。

(「単行本で読もう」派にも、僕の連載はかなり連載媒体ありき、その場で、ライブでウケたい! 派だということはお伝えしておきたい。単行本でも読んでほしいが、ライブを楽しみそびれますよ、と)。


まあ、そんなだったので単行本は当然「婦人公論の連載作」であることは殊更に強調したい。
僕がデザイナーさんとの打ち合わせで出した希望はそれだった。
オビに必ず「婦人公論連載作と入れてほしい」と。

もっとも、それだけならデザイナーに希望する必要はない(編集者に希望すればよい)。

ただ活字でいれるのでなく、エンターブレイン(KADOKAWA)のゲーム攻略本のオビの「大丈夫、ファミ通の攻略本だよ」とか、漫画「おーい!とんぼ」のオビの「ゴルフダイジェスト(連載作)」のように、オビに雑誌の「ロゴ」を使ってほしい。
(同様のことは『ゲームホニャララ』のオビでも要望して、叶えている)。


今回はその「意図」が正しく伝わり……すぎたようで、なぜかオビなし、表紙の同位置に大きくロゴ、になった、とまあ、そういうわけなのである。
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