2016/8/31

瞬間の前の瞬間  

大きなシリーズ。
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さなぎから蛾になりたてで、まだ羽根を広げてないところ、と見受けられる。
カーテンも地味なみどころ。


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古い窓ガラスの屈折ぶりも伝わるかしら。


半日以上、一日未満でいなくなりました。
「羽化の瞬間」とか、「羽根を広げる瞬間」とか、テレビなどでハイスピードカメラでやるのをみると、それはそれで感動する(かもしれない)けども、見逃すのがガッカリということはない。「いつの間にか不在」でも、感動に近いなにかの気持ちになる。
いや、でも感動というほどの気持ちではないな。


八月も終わり。
いろいろあったなあ。マッハの後は大雨で、晴れたら風もふいて秋の気配です。
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2016/8/30

「散歩ですか!」  

犬や猫がなにを思っているかは、本当には分からない。
だけど、まあ間違いなくそうだろうと分かる、仕草や態度というのはある。

たとえば「餌くれ」というときに犬がみせる態度を、「なに言いたいんだろう」といつまでも分からない人間は、なかなかいない。
「餌、餌っていってるよ」「ほら、散歩をせがんでる」と、我々(人間同士)は言い交わし、餌をあげたり散歩に連れて行ったりする。


「バター柔らかくし器」の博士の愛犬、クロエをあずかっている。
寡黙で臆病な犬だが、散歩のときだけは元気に動く。
朝、トイレに起きただけなのに、外から気配を察して「散歩ですか!」と立ち上がる(気配がする)。
ドアを開けるとテラスですっかり出かける体勢だ。

ワンとか鳴くことは少ないが、明らかに焦れてこちらに向ける眼差しは
「(やっと)散歩ですか!」と言いたげなのだった。

昼でも夕暮れでも、テラスに出ると、同じ調子ですっくと立ち上がり、こちらを待つ。
それで「『散歩ですか!』」と、家の皆がクロエの台詞を代わりに「言う」ようになった。
「違うよ」とも付け加える(散歩ではなく、ただ布団を干しに出ただけなので)。


僕がアテレコで「散歩ですか!」と「言う」から、皆もその言い方になった。
しかし「散歩つれてって!」とか「散歩散歩!」とか、別の(同じ意味の)フレーズがあてがわれてもよかったところ、その「言い方」になったことには理由がある。

過去に一度、クロエが山にきたとき、来客のフジモトマサルさんが「言った」のだ。

フジモトさんが一番、テラスに近い(暗い)居間のベッドで寝泊まりしたから、朝のクロエの気配にも一番に気付いた。
「クロエが『散歩ですか!』という感じでみあげてきたから」早朝、散歩に連れてってくれたと。


「散歩!」とか「つれてって!」とかでない、散歩「ですか」という語の選び方が、実に彼(クロエ)らしいものだ。
散歩を「せがんで」いるのでない、ただ「期待している」という、露骨でない(がゆえに透けてみえる)願望が、フジモトさんの優しい洞察で見抜かれて、語の選びにも宿った。


それで八年ぶりくらいだろうか、久々に山で暮らす犬の態度にもう、僕はそれ以外の「言語」をあてはめることができなかった。

東京の博士の家で犬をみても、フジモトさんのあの絵柄のように、僕には思えるときがある。
「散歩ですか!」という「言葉」も、あのフジモトさんの描く「フキダシ」に入っている。
また、絵ではなく実写の、フジモトさんと犬がそうやって一対一で見合った瞬間に思いいたすことがある。その現場を、誰もみていない(クロエに聞くこともできない)が、見合った時間は本当にあった。

そして、今も家の中で言い交わされる形で「言葉」が残されたのだ。


人がいなくなっても残されるのは、作品や逸話だけではなく、フレーズ一つということもある。
それで、今もただ散歩にいきたそうな犬をみて、寂しい気持ちですうすうとする、こともあったり。
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2016/8/29

二十億年の誤字  

先のブログに「『まだいて』です」とナゾのコメントをもらった。
どういう意味だろうか。


今年のムシバムときたら、たまにコメントがきても、誤字の指摘とか、「読みにくい」とか、ネリリとなるコメントしかなく、ハララがキルルしていたのだったが、なんだか分からんが嬉しいコメントっぽいぞ。

そうかそうか、「まだ」山に「いて」、ムシバムみせてほしいのだな、そうかそうか。ありがたいな。
……と思ってよく考えてみたら、

そのときのブログで「駐車場に螳螂まだいるとのぐもり」という句を紹介したが、
「駐車場に螳螂まだいてとのぐもり」だといいたいのだと気付いた。

めちゃくちゃ、誤字の指摘だった。
ズコーステーン!


ええ、ええ、すみませんでした。
このブログに限らず、俳句の引用をよく間違うんだよね。
俳句の「覚え間違い」は、変換間違いなどとは異なる間違いだと思う。
心の中で、自分がよりいいと思う方、自然と思う方に推敲してしまうのだ。
作品が(勝手に)その人のものになっているというかね。


なんにせよ、気をつけます。


さてさて、北軽井沢マッハお越し下さった皆さんありがとうございました。
おかげさまで無事に終了(音声の聞き取りにくい席が発生してしまったこと、お詫びします)。
今日は一日寝てました。虫の写真も撮れず。



豊崎由美さんがたいそう会いたがった「バター柔らかくし器」の博士の愛犬クロエ。
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後ろのボロ布はクロエが噛んだのであって、我々の使い方のせいではありません。
明日はクロエにまつわる話を。
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2016/8/26

北軽井沢マッハ  

いよいよ日曜日(28日)、北軽井沢でトークイベントがあります。
ルオムの森にて開催。
http://tokyomach10.wixsite.com/official

句会のイベントですが、俳句について詳しくなくても楽しめます。毎回、なぜかチケットが売り切れます。
今回も前売りは瞬殺しましたが、晴れたら当日券を出します(屋根のない席なので、雨天時は用意出来ない)。

当日券が出るかもしれないとくる予定をたてて、万一、雨天で当日券がでなくても、北軽井沢にはみどころがあります。


・「かくれの湯」で温泉に浸かるのもよし。
http://kakurenoyu.web.fc2.com
サイトは更新されてませんが、よい温泉です。
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ルオムの森を過ぎて「乗馬」という錆びた大きな看板の道を曲がります。


・麦小舎さんでお茶をするもよし。
http://www.mugikoya.com
ムシバムでもお世話になっているブックカフェです。居心地よく、長居できます。


・浅間ハイランドパークでボウリングをするのもよし。
http://www.asamahighland.com/?page_id=57

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僕は、こないだ初めていきまして、天皇のお気持ちとボウリングのスコアを二つのモニタで並んでみました。



また、北ではない、軽井沢の(評判の)アウトレットモールで買い物をしたり、草津温泉まで足をのばしたりもできます。
軽井沢からのバスで、東京からの日帰りもできます。


……つまり、なにがいいたいかというと、マッハに興味のある人は、当日券をあてにして、日曜の予定をまず、組んで、きてほしい!ということです。
悪天候になって万一、当日券が出せなくとも、他、楽しく過ごすアテはあります。

もちろん、晴れて(当日券でイベントをみて)ほしいです。万一雨でもなお、楽しく過ごせますよ、という告知です。


でも、晴れますように!
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2016/8/23

天神は気温35度以上  

更新に間が空いてしまった。
福岡は天神にきてます。

でも写真は山の虫を。
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ゲーム部屋の裏口から、女の子部屋をみるアングル。
コの字型の「外」をはさんで、女の子部屋。はんてんは、これもずっとカビくさい。

蜘蛛のピントがややぼけてしまったが、こなたあなたの距離を伝えんとする一枚です。


谷崎賞とっても特にブログのアクセスは増えないね。
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2016/8/20

ぜんぜん違ってたりして  

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ツマがiphoneで撮影した、焚き口のカミキリ。
この、カミキリがとまっているもの。これは、この角度で二本ということは、火箸だろうかね。年期が入ってる感はある。
柄の部分をみせないだけで、ただの二本の棒になっちゃう。

骨董的に価値があがらないけど、ただ年期が入って風合いを増してく物品ってあるよな。
そういう物品だらけの家なのだが。

カミキリも、虫的価値は薄く、ただ風合いはある。
さかさカミキリ。



ときに、もうすぐ「北軽井沢マッハ」です。
http://tokyomach10.wixsite.com/official

前売りチケットは完売したが、晴れたら当日券も出します。
雨だと売れないのだが、晴れたらぜひ売りたい。
むしろ、晴れてもらって、当日券も完売しないと赤字、くらいの見通しなのだった。

なので、当ムシバムでも「もし万一雨で入れなくても周囲にみどころ満載だから、晴れると信じて当日きてくれキャンペーン」の記事をこれからちょこちょこと出していく予定です。
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2016/8/19

語りたいことだらけ  

山のスターといえばカマドウマ、蛾、今年は活躍のカミキリなどなど常連がいるが、室内でみることの妙味が強いものとしてウスバカゲロウがあると思う。

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過去にも何度か登場するウスバカゲロウは、台所やゲーム部屋ではなく、特に屋根の暗い居間での出没が多い。
なんでだろう。虫の「分布」について思い致したことは、また次に。

ウスバカゲロウは生息時間の短さ(が有名である)ゆえ、ただみかける「だけ」で思うことが多い。
それにしてもこの虫に「カゲロウ」と名付けた人の実感は、この飛び方をみるとき、いきなり悠久の昔の人(名付け親)と気持ちがつながったような感覚になります。

布団が積み上っているのはおなじみだが、今年はせっせと布団干しをローテーションしたため、布団ではなく、見慣れない「マットレス」がみえます。
この、「マットレス」という物品も今や斜陽ね。モダンだった時代があったろうか。


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カゲロウと一緒に、いつも役満天国やってるテレビで珍しくDVD鑑賞。
(モーターの入っている機器は、動かさないでいると故障するので、必ず一度は起動させてみる)。

テレビ上の目覚まし時計(ぜんまい)についても語りたいなあ。また次に。

ところでなんの「特典ディスク」か分かる人いるかな?
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2016/8/18

でか顔画像  

八年くらい前のこのブログに動画を置いていたのだが、ブログの仕様変更ですべて削除されてしまった。
(なんてこった!)
そこに出てきた甲斐犬を覚えているだろうか。

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あの甲斐犬が久々に山にやってきているのだった。
ブルボン小林公式ツイッターではおなじみ「バター柔らかくし器」の博士の飼い犬です。
Qの魚眼レンズでツマ撮影。魚眼で足と顔のバランスが面白いことになりました。
魚眼「風」で犬写真を撮るのが流行ったそうだが、こちらは本当の魚眼!
手すりの布団が悪夢みたいに湾曲してるでしょ。

……ところで、なんだ、また虫写真じゃないのか、とブーイングをしそうな虫写真至上主義のみなさん、はーい残念ー、靴の中にちゃんと虫がうつってますう!こっちこそ鑑賞ポイント!


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昨年に続き書棚を作る俺、ペンキ塗りを犬越しに。

布団は干しても干してもある。干しても干してもカビ臭い。



犬についてはまだ語ることあるので後日。
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