2014/8/19

これが本当の袋の○○○  

(ついさっきの話です)。
いつものように台所でネズミががさごそやってて、気にせずにファミコン(役満天国)していたのだが、今日はビニールのガサガサが妙に長く続く。
気が散るのでみにいったら、台所脇に口を開けてある燃えるゴミの袋(自治体指定の大きくて黄色い袋)の中にネズミが落ちて、出られなくなっていた。

生け捕ったり! と、袋の先端をゆわえて逃げられなくしたところまではよいのだが、どうしたらいいか分からなくなる。

山のネズミに対する住民の感情は複雑だ。
数年前のムシバムにも出てくるが、買ったばかりのベッドの、一番いいところにおしっこされたり。
ファミコンのセレクトボタンかじられて押しにくくされたり。
今年も糞だらけ。

だが、いざ目撃すると、いつでも「かわいい」のであった。
都会の色に染まったドブネズミと違う、リスっぽいまなざし。山のアイドル感さえ。

布団の隙間やペン立ての中にどんぐりの殻が入っているのも、「けなげに冬を越した」痕跡であり、ぐっとくる。

しかし、かじられたり糞されたりは困る。
いつまでもぼうっとしていると、ゴミ袋をかじって脱出してしまうかもしれない。

父と協議の末、車で、遠くの空き地まで放ちにいくことにした。
黄色いゴミ袋を(出てこないように口をぎゅっと握って)手にしたままスズキエブリィに乗り込み、真っ暗な森の道を進む。


空き地に到着して、そっとゴミ袋の口を開けると見当たらない。
二、三個ゴミをよけてみると、紅茶の箱の中に入り込んでいた。



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ピンぼけだけどこんばんは!
ムシバム登場は数年ぶり、三回目くらいかな。

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箱を出るや、真夜中の広い空き地を走り去るネズミ。ネズミも忘年会の写真の人みたく赤目になるのだな。


……帰宅後、また物音がする(気がする)のは、お父さんネズミの不在に残った家族が慌てはじめたのか。

松浦寿輝さんの「川の光」的な冒険(彼らの)も夢想しつつ、こっちはこっちで、電気のかさにとまる蜂を「ナイス蚊っち(過去のムシバム参照)で退治したり、ムシバム的にはいろいろあった一日。
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2014/8/18

ナイトビュー  

数日前までの写真を見返していると、夜の撮影が多い。
ことさらに夜更かしというわけでもないはずなのだが。

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蛾の腹を仔細に観察できる一枚。
触角や足もだけど、窓についている小さなゴミのようなものもくっきり。
窓越しにはラシーンもみえる。


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台所の「銅このストーブ」が使われないとき、板を置いて台にしてるのだが、夜、その台の上のキッチンタオルにとまった虫。
(「銅このストーブ」をここで説明したことはあっただろうか。正式には「銅壷屋に作らせたストーブ」です。詳しい説明は本体がちゃんと写ったときにしようかな)

キッチンタオルは円筒形だし、その直径も、まっすぐさも、すべてが木のようでもあり、ここでの彼のことを「正しい」と言ってあげたくなる。
これは、暗さも含めてとても好きな写真だな。
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2014/8/17

画鋲のトレンド  

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(Q7で撮影。それでの撮影がほとんどなので、断りなしはQ7と思ってください)

北海道の室蘭の「港の文学館」というところの展示に協力してるのだが、こないだ視察にいったら、全展示物がこの左上のと同じ画鋲で留められていて、アノーと思ったのだった。
本当にプロの文学館なのだろうか、と。

八十年代に広まった、柄がプラスチックで、ちょっとしたものをそこにかけられたりするタイプの画鋲で、今時そんなの使ってるところないっすよ、と文学館の人のも伝えたのだが(取り替えろ、という意味でなく、次買う時は、もっといいのありますよ的に)、山でばっちり使ってたわ。ブーメラン!

虫少ない、と今夏の最初に書きましたが、カマドウマは元気。
マダラカマドウマ、久々の接写で建材ぶりをアピール。
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2014/8/16

割れ方  

何年か前、「女の子部屋」の画像を載せたことがある。

そこの出窓で、不思議な割れ方をしていた瓶のことを覚えておいでか。
これまでの全ムシバムの中でも個人的に印象深いカットなのだが、今年はそれが書生部屋で発生。

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09年の改築で、僕は書生部屋での寝泊まりをやめ、元「仏壇の部屋」であるところの通称ゲーム部屋で寝起きしているので、書生部屋でのムシバム写真もほとんどなくなっていたのだが。

書生部屋は、角に面したL字すべての面が出窓状になっている。
そこに出してあった瓶が知らぬうちに割れていたわけだが、前回のと違って今回はヒントとして、水の濡れた痕が木に残っている。

花瓶に用いていた瓶に、残っていた水が寒さで凍って割れたのだろう。水は蒸発して「割れ」だけが残った。
入り口あたりに花弁ではなく、蛾の羽根が張り付いてます。

理屈が分かってもなお不思議で、その「割れ方」を尊く思ってしまう。

雪の結晶が普段はみえないけどすべて必ず結晶で、みられればいつでも感動できる(でも普段はみないからいちいち感動しない)ことに、氷の膨張で割れた瓶の割れ方が、なんだか似てる。
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2014/8/15

簡易水洗  

09年に改築されたことはトップにも記しているが、トイレが汲み取りから「簡易水洗」になったことには触れていたっけか。

簡易水洗というのは、定期的に汲み取り車にはきてもらうのだが、ボットンではなく、地中のタンク(というか瓶(かめ))までは水洗でながせるという仕組みです。

抜本的にでなく、そういう「間(あいだ)をとる」ようななおしが非常に多い家ではある。
下水のないところの水洗は「浄化槽」を地中に埋め込むのだが、浄化槽はサイズが大きく、埋め込むためには母屋の床をかなり取り退かなければならず、断念したのです。


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水洗の便座は温熱で、シャワートイレもおごりました。
そのシャワートイレの電源あたりの壁にいた「全体に横広がりの」虫。
見慣れない虫で、おっと思いながら撮影したのだったが、今見ると不気味さが少ないな。

……これはシャワートイレのACアダプタまでちゃんと写したかったなあ。
あれはなぜああなんだろうな。白い(多くのアダプタのような黒ではない)のは、トイレの壁のムードを踏まえてのことだろうか。

うちはACアダプタじゃない、電源内蔵のシャワートイレですよ、という人っているだろうか。


今回は、ゲームとかの余談ではない、この「家」にまつわる話題の中では過去最高に地味なことを活字にした気がします。
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2014/8/12

ファミコンと虫(←文人と果物風に)  

ファミコンとカメムシ。
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Q7をまるで使いこなせてない暗さですみません。
ファミコン本体は色褪せる程度で変わらない印象だが、テレビとの接続ケーブルに古さを感じてしみじみします。

……テレビゲーム機と虫は似合う気がするな。「文人と果物」みたいな取り合わせで。


それではここで、今年の山ファミコン順位です。
1・新4人打ち麻雀 役満天国
2・ドクターマリオ
3・マッピー
4・クレイジークライマー
5・ボコスカウォーズ

1位〜3位は山の定番。

しかし、2つのコントローラーの十字ボタンを用いる「クレイジークライマー」が初登場! チェーケラウ!

拙著『ゲームホニャララ』でも少し触れたので当然ご存知のゲームと思うが、ここでさらに掘り下げると、おそらく当時、高層ビルをよじ上る男が海外ニュースで話題になり、キングコングのリメイクがあり、しらけ鳥音頭、サイモン&ガーファンクルの「コンドルはとんでゆく」と、そのころの風俗からの「思いつき」の安直な詰め込まれ感がまんまん。

ゲームというと、元ネタとして参照されるのはだいたいSFとかアニメとかだが、そういうオタク的なところからは、何一つ下敷きにしてないし先例に習おうともしていない。
あくまでも根底は現世の俗にまみれたオヤジ的な(ウケ狙いの)発想だ。
いわば、なにかに「オマージュ」するという発想で作ろうとしてない。

「ゲーム好きが好きになるもの」からは生まれ得ない、農協的な成り上がり感とでもいうのか、ある意味の「リア充」側からのトライであり、とにかくすごく希有なゲームで大好き。
ゲーム好きは「ゼビウス」的なセンスばっかり語りたがるけど、ここに保存される風俗も愛したい。

もっとも、ファミコン版はアーケードの数年後の移植なので、隠しキャラとか無駄にバージョンアップしてて邪魔。
……アーケードの方が断然クレイジーだ。全身緑づくめでないとなあ。

5位の「ボコスカウォーズ」は主題歌が広まりました(無理矢理広めた)。
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2014/8/11

干し論  

今年は森にも微風がふいて、洗濯物は割と乾きます。乾くのには日光もだが、風が大事と知る。

それでも夜になってもなお室内干しはしているのだが。
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Q7の魚眼レンズで撮影したら広角過ぎてヤスローも映り込んでしまった。

手ぬぐいに黄金色のコガネムシ。ムシバム初登場(多分)。
しかし、これは「コガネムシ!」って呼ぶよな。コガネムシって名前を知らなくてこの虫を初めてみた人も。
……昔、テレビの高校野球の解説といえば達磨という名字の人だったが、顔もダルマみたいで、なんだか「だから(その名)なのか?」と思いながらみていた、そんなことを思い出した(達磨さんに思い出し失礼)。

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(こっちはQ7普通レンズ)

洗濯物の乾きの話に戻すが、「乾いてるけど、でもまだもっと乾く!」と続投ならぬ続干しを決める瞬間が洗濯にはあると思うが、山では「これ以上投げさせたら、むしろ湿る!」と、やや生乾きで干し終える時がある。
大リーグでは百球で継投、みたいなルールの違いに悩む、首脳陣の駆け引きがここの干しにはある。


ムシバムを軽んじずにみてくれる者のため、この夏は読み物を増やそうと思います。
(これ読み物か?)
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2014/8/6

やってます  

滞在中の友人のスニーカーを歩く蛾の幼虫。
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(ペンタックスQでの撮影)

蝶か蛾か、幼虫では判断できないが、たぶん蛾。でもなんだかこまやかに奇麗。



……ところで初めて抜本的なことを書くが、夏、山にコモってなにしてるかというと、仕事をしているのです。

01年の夏は「猛スピードで母は」を(文學界11月号に掲載)、
02年は「三十歳」「バルセロナの印象」を(それぞれ新潮、群像10月号に掲載)、
03年は「ジャージの三人」(以下、掲載号は割愛)、
04年は瀧井孝作「俳人仲間」書評に明け暮れ(これは地味に大変だった、読むのが)、
05年は「海の男」、
06年は「ぐっとくる題名」の大量書き下ろし、
07年は「ねたあとに」を先行で執筆、
08年はすばるに「ごはんができたよ」を書き、
09年は「ゲームホニャララ」をまとめ、
10年は「十時間」、
11年は「スリーナインで大往生」、
12年は「問いのない答え」後半の諸作を、
13年は「点と点と点」を、

それぞれ執筆したわけです。一年の終盤の後半から重要な仕事が山でなされるんであります。
……どの年とはいわんが、どうでもいい仕事のときがチラホラあるな。

今年はどうかな。
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