クリスマスも終わり、年の瀬も近づいた今週、ワタシは予てよりの計画の為に早めの冬休みを取り、バイク用ギアの厳冬季対策の実施をヤリはじめました。 野宿用品については、今まで過去にアタックした厳冬期登山の経験則から大体の予測は付いているのでこちらは余り問題視しておりません。 今年3月に行ったバイクでの八ヶ岳スノーロード試走の時の課題や、北海道アタックの先人、
まめバイクさん が同じエイプ号で行った時のデータを元に下記の対策を行いますた。
■ヘルメットのシールド、曇り止め対策
こちらは、同行者の
SaltyDogさん とあれこれと対策案を議論して、実践的に効果があるのが、シールド専用と謳われている(要はガラスでなくポリカーボネート用)
塗るタイプの曇り止め剤 が非常に効果が高いことが分かった。 ワタシも昨日の夜、洗浄してキレイにしたシールドに塗って試しましたが確かに効果がありまひた。 加えて、念の為に市販のヘルメットメーカが出している、
曇り止めシート なるものも一応は併用した。 こちらは外気温0度以下では使うなと能書きがあったので、曇り止め液と併用はしておりますが、どこまで効くかは不明。 とまぁ〜、、、こんな感じでトライする予定です。
■キャブレターのアイシング対策
これは昨年、北海道にアタックした先人、まめバイクさんが実際にエイプで発生した厳冬期特有のトラブルでごわす。 全てのバイクに発生するかどうかは定かではありませんが、少なくともSTDなエイプでは、特に湿度をたっぷり含んだ湿った雪の中を長時間走行すると起こりうるトラブルみたいです。 症状的にはキャブレターへの着雪

や外気温の影響により、キャブレター内部に溜まった水分が凍って、燃料が上手く供給出来なくなる現象の事である。 こちらは、
市販の水抜き剤 なんかで対応出来そうな気がしないでもないですが、先ずはキャブレターを必要以上に冷やさない様にする対策が必要なのだ。 幸い、ワタシのエイプ号は改造してアップタイプのマフラーが取り付けてある関係で、キャブレターの直ぐ近くに高熱源が通っている。

この熱源を上手く使って、キャブレターを余熱する細工を実施予定である。 何もキャブレターを触れない程温める必要はないのだ。 着雪した雪が常に解けてキャブレター周りが凍ってさえいなければ機能的にはOKだと思われる。
んな訳でホームセンターで売ってる金具を加工して、早速ヒーターステーを作ってみました。 さして威張るほどのものではござんせんが、こんな感じで、マフラーのヒートプロテクターを止めているネジのところに、ステーを共締めして出来上がり。 こんな感じでマフラーからの熱を相応にキャブレター下部に伝えることが出来ればOKかなと思っておりやす。
こんな感じで、マフラーのヒートプロテクター固定ネジのところから、ヒーターステーを取り出しました。
後ろから見るとこんな感じ。 キャブレターの下部を温める方式です。
■タイヤの氷上滑り止め対策
あっしのエイプ号には、4輪車用のスタッドレスタイヤが装着してあり、その効果の程は、今年3月の八ヶ岳試走で実証済ではある。 確かに、ドライな雪上やビチャビチャな雪道なんかではその効果は確かなモノであった。 しかしながら今回挑むのは、ミラーバーン王国の北海道である。
ナメたらあかん!! 
のである。 という訳で、今回のツーリングにあたり、同行者のSaltyDogさんがスタッドレスタイヤを自作し、それに秘密のウェポンを取り付けたのだ。 それがコレ、
アイスセンサーゆきみち という市販の後付滑り止めグッズなのだ。

まぁ〜、、、平たく言うとスタッドレスタイヤのサイプ溝の中に接着して取り付ける低温硬化型の特殊ゴムスパイクといったシロモノである。 SaltyDogさんは先行してコレを取り付けた自作スタッドレスの試走を行い、相応に効果が得られたということもあり、ワタシも少しこの ”アイスセンサーゆきみち” クンを譲って頂き、取り付けることにしたのだ。 本日のメインの作業はコレであろうな。
と、まぁ〜〜、、、一応上記が懸案といえば懸案なのであるが、余り悩んでばかりいても仕方がない。 少々の不便があろうとも要は走れて目的が達成出来れば良いのだ。
とまぁ〜、、、、こんな感じで、外側のサイプにアイスセンサーを交互に取り付けました。 今日は寒かったので、アイスセンサーがけっこう硬くなって実際、寒さで硬化する現象をまじまじと見てしまいました。

しかし、外作業は寒かったぁ〜。。。。
ホイ、これが完成した、アイスセンサーゆきみち搭載のスタッドレスタイヤです。
そして翌日の12/25。 前日製作したアイスセンサー付スタッドレスをエイプ号に履かせる時がきたのだ。 25日も相変わらず山梨は寒くて、鼻水垂れまくりの作業でありましたが、ホイさっとな!!もし。 ということであっさりと完成しました。
すぅぱぁ〜エイプ号厳冬期バージョン@y2009 です。
見た感じだけでは、特にy2008仕様と大きな変化はなく...。
しかしながら、ヤパ〜リ最大のミソはこのアイスセンサー付スタッドレスでおます。
さてさて、これでバイクの方は準備完了となりました。 あとはバイクと共に野宿用具とライディング・ウェアを東京に運ぶのみ。 明日の日中、軽バンを使って山梨にバイクを取りに行くのじゃぁ〜!!!

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