ワタシと同じく、teacupブログを寝城にしておられる林道旅+B食倶楽部メンバーの
ろーどまんさんと
黒洋梨さんとの間で、俄かに話が盛り上がって、OFF会の前にいっちょ秋のプチ野宿をすっぺということで話がまとまった。 場所は、この夏に外道バスターズメンバー諸氏と釣り野宿を行う予定であった、静岡県は芝川町の某ポイントである。(
詳細はこちら参照)
近くには
安い温泉もあるし、そんでば各自各様に夕方、野宿場所に集まってちょ〜! みたいなアバウトな掛け声の下、各自わらわらと散って行ったのでありました。
さて、今回ワタシはどの様なルートで行くか..。 今回の本命は、前回訪問時に端折ってしまった佐野川上流のエリアであることは疑いはない。 要はそこまで行く道中をどうするか? フム、先に
林道本家のKenさんとこで話題に上った、富士宮市の大倉川ダム周辺の林道を調査して行くべーか?ということで朝も遅い午前10時近くに出立したのでありました。
先ずはズンズンとR358:精進湖道路を進み、R139へと出る。 ここをひたすらに南下して目的地の入口近くである田貫湖への県道414号へと入る。
この県道414号線は、山梨県の下部と静岡県の富士宮を結ぶ湯之奥猪ノ頭林道の入口がある県道なので知っているヒトも多かろう。
田貫湖から、富士天子の森キャンプ場の看板に従って下って行くと、ほどなくお目当ての
林道分岐が現れる。
入口には、特に林道看板または標柱等はなく、林道途中から分岐すると思しき、天子ヶ岳への登山道看板があるのみであった。
取り敢えず、この道に間違いなさそうなんで行ってみることにする。 入口から林道はフラットで、時折林業関係のヒトを載せたワンボックス車や軽トラが通過していく。
しばらく進むとイキナリ、パラグライダーの練習場の様な場所に出て空が明るく広がる。 ここで道は左に下る道と真っ直ぐとに分かれるが、迷わず先に進む。
この先から道には草が多くなり、余り車が通っていないことを伺わせるが、走りにくいという程でもない。 更に先に進むと、何箇所か分岐が出てくる。 試しに如何にも支線と言った感じの分岐に入ってみるがものの数百mで行き止り。 どうやら植林の為の支線道が無数にあるみたいだ。 戻って本道と思しきルートを進む。 何箇所か麓に下りる分岐路を横目に進んで行くと、大きな十字路に出た。
真っ正面の道は直ぐ前方で重機が唸っている。 左右の方向に大型車が通ったワダチがついているが、どうも右方向は工事中で通れそうもない。 という事でここは左折して進む。 直ぐに大型車のワダチは消えて杉林の暗い道となって下って行く。 そして、この十字路から1.2Kmほどで、
大倉川ダム方面へと向かう┤字路に合流する。
登山道入口看板のあった場所から、ここまで約5kmほど。 部分的に簡易舗装箇所はあるものの、殆どがダートである。 途中の支線箇所を合わせれば7〜8Km程のダートが楽しめるだろう。 しかしながら、どちらの入口にも林道名を表す看板は見当たらない。 生活道に近い林道なのだろうか??
そのまま大倉川ダム方面へと進み、付近の林道を探す事にした。 したたかに、ダム手前に林道標柱を発見したワタシは、先ずはそのままダムを見に行く。 この
大倉川ダムは常時水を貯水しておくダムでは無く、災害発生時等に水を貯め込む枯れダムであるらしい。 ワタシが行った時も干上がっているというか、何とも侘しい姿を晒しておりました。
さて、先程の林道分岐に戻って、入口を確かめる。 右に分岐して上って行く道がそれだ。 林道南草里線である。
何だか、林道標柱も色褪せて、くたびれた印象である。
林道に突入して直ぐにダートになるものの、あららら...。 ものの数百m進んだところで道は広場で行き止り。 野宿に適してそうな場所ではありますが。
その終点の直ぐ手前にまた
分岐した林道がある。 戻って調べると、看板は欠けているが一応、林道名の表記があるのでこちらに進んでみる。 ちょいと草ヤブっぽいがどこかに抜けている感じである。
1Km程進むと、Y字路が現れる。 特に行き先看板等は無いが、左へ下る道は舗装されていたので間違いなく麓に下るのであろう。 ここは右へ進む。 進んだはいいが、何だか草ボウボウで走りにくい道である。
ワダチに生える草を避けつつ、進んで行くと道はY字分岐から2.1km程で敢え無く行き止り。
行き止り地点の広場の奥には記念石碑が立っていた。 見てみると林道の開設記念碑の様である。 林道名は坂林林道と言うらしい。
記念石碑の裏には更にシングルトレイルの道が続いていた。 軽荷軽装であればエイプ号で突っ込んでいたかも知れないが、野宿重装備故に止めておいた。 もしかしたらこの道は山を越えて芝川方面に行けるのかも知れないが...。
来た道を引き返し、先のY字路を左へと下りていく。 途中交互に舗装がダートへと変わるが、1Km程で、T字の分岐に出た。 左はそのまま坂林の集落へ向かっている。 せっかくなんで右に進む。 直ぐに舗装が切れてダートとなる。 この辺りは杉林の手入れがキチンとされている。 とは言え春先は恐怖であるが..。
交互に舗装とダートを繰り返しながら進み、谷を捲いたところで空が明るくなったな..。 と思ったら、敢え無く道は行き止り。 ど〜も、この界隈の林道はこんなんばっかりみたいだ。
時計を見ると、時刻は午後1時を回ったところ。 そろそろ佐野川方面に向かうか..。 そのまま県道76号に下り、R469から桜峠を越えて芝川町を目指す。
R469の芝川町入口には、本日行く予定の温泉、
ユートリオ(新稲子川温泉)がる。 今のところは温泉を見送って、今年3度目の訪問となった県道398号を入山集落目指して進んで行く。 これまた今年3度目の林道石神峠線を通って上佐野の集落を目指す。
ここから上部の佐野川林道、本谷林道、本栃林道は今から十数年前に訪れて以来だ。 当時はまだ全てピストンのロングダートだったが、今は部分完抜し、回遊コースが取れる総計30Kmを越える一大ダートエリアだ。 意気揚々に道を進む。 栃広林道の分岐を過ぎるといよいよ道はダートとなる。 緊張が走る! それ行けぇ〜っ!! っと、意気込みも虚しく道はゲートで行き止り。。。(涙!)
後日、仲間の黒洋梨さんに聞いたところ、ここのチェーンゲートを突破してもその後には更に無敵のゲートが登場するとか...。 取り敢えず、工事が終るまで待とう。 何時の日にかまた。
さて、時刻はまだ3時前だし、風呂に行くにはちと早い。 ではではという事で、お慰みに栃広林道に行ってみる。 岩魚だかヤマメだかの養殖場過ぎると道はやっとこさダートになる。 暗い桧・杉林の中に妙に踏み固められたダートが続く。
大型車が踏み固めてくれたお陰で、走り易いと言えば走り易いが何故、こんな道に大型車が? なんて考えていると理由が判明。 伐採作業の真っ最中でした。
幸い、伐採作業は本日お休みらしく人影は無い。 せっかくなんで終点まで行ってくることにしよう。 道はダートとコンクリ舗装が交互に現れ、3Kmチョイで行き止りとなる。
しかし、今日は尽くピストン林道Dayであるなぁ〜。。。 等と考えながら八木沢峠経由でJR井出駅方面へと進む。 井出駅への分岐地点にあの完全舗装大規模林道の三石山線の起点があった。 既に10Km以上先まで工事が進んでいるらしいが、舗装路クネクネを行っても仕方あるまい。
この大規模林道の開設開始時期は比較的古い。
さて、ではではそろそろ風呂に入って、本日の野宿地に向かうとしよう。 温泉に着いたのは午後4時前。
少し早いがまぁ〜、、いいだろう。 と、温泉前のベンチで自分の掲示板にカキコんでいるところに黒さん到着! 更に、温泉の食堂で茶を啜っているところにろーどまんさんも到着。(^^) 3人揃って風呂に入った後、我々はポカポカ気分で野宿地に向かったのでありました。
(つづく)

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