林道患者の皆様、どもこんにちは。 実は今回の旅日記も全て昨夜のウチに書き上げておいたのですが、毎度の事ながら、前編・後編の2回では表示しきれず、文字数オーバーのアラームが出てしまったので、結局、その1〜その3へと3分割したのでありました。 さてさて、講釈はどうでもよいので、さっさとドロドロまみれのその後に参りましょう。
4.期待の一発!?林道上徳間線
ドロドロの姿で、福士川沿いの県道に降り立ったワタシは、道端の草むらでドロをこそげ落とす作業なんぞしながら、前々から気になっていた、上徳間集落から延びる林道の調査に向かった。 この道は、この界隈で最も有名な、林道剣抜大洞線のアプローチルートであるので、今更説明は要らないであろう。 川伝いに県道をズンズン進むと、程なくして橋のところの
林道剣抜大洞線への分岐の橋に着く。 林道上徳間線はこの橋を渡らずに川伝いに左岸の町道を進む。 途中に二股の分岐が出てきたので、先ずは小手調べとばかりに右手に進む。 民家が途切れて300mほどで大きな工事現場に出た。 そこで谷筋を見上げると...。
<うおっ!新手の林道かっ!?道筋が見える>
なぁ〜んと、ナント! 工事現場の上部には、いかにも
新設したとおぼしき林道が見えるではないか! うんうん、きっとこれは先程の分岐を左に行って上徳間集落から延びているであろう林道が回遊出来る様になるに違いない! こりゃ、大特ダネだいっ!!(^0^)/~~ 【
っと、この時は頑なにそう信じ込んでいた...。】 とばかりにアクセルターン一発かまして颯爽と上徳間集落を目指すのであった。。。 そして、分岐から2kmほど簡易舗装をクネクネと遡ると、上徳間の集落が見えてきた。 更に道なりに進むと見えてきました。
<民家の隣の護岸に見えるは、見紛う事なき林道看板>
<ビンゴ〜!!間違いなく林道上徳間線じゃい!>
総延長4.2km、しかもこの看板、南部長と富沢町が合併した後に取り付けられたものらしく、真新しい。 期待を胸にソレ行けゴーゴー!である。 そう、この時点でこの林道がピストンであることはアタマの中から消え去っておりました。
<林道看板地点から1.3km程で、待望のダートに切り替わる>
ちなみに、写真奥の赤い作業車は、
デルピス号ではありません! 念の為。。(^^;
<ダートになって直ぐは、工事車両に踏み固められた道>
<工事箇所を過ぎると、非常に走り易い道質となる>
<道路脇の側溝には、かつての林道標柱が...>
<ダートとなって2km過ぎた辺りから、妙に道が荒れだす>
ムムムっ!っと思いつつ、頭の中には回遊出来ることしかない。 しかし、そんな浮かれパンチな気分を打ち砕くかの様に、とあるカーブを曲がるとそこは...。
<どう考えても行き止まりの林道終点であった...>
<林道終点からは、身延山方面がよく見渡せました>
目が (・_・; となりながらも、平静を装いつつ、お小水なんぞ道路脇に放って、さっさと退き帰し。 帰り道中、ヘルメットの中で『おっ、おっかしいなぁ〜。。。。』と呟くワタシが居た。 結局、薬局、なんだったんだ!? あの工事現場上の林道は???
5.謎の工事現場上部への接続林道を探して...
落胆しつつ、林道上徳間線を出てきたワタシは、もう一度振り返り、他のルートはないかと探す。 無い..ナイ!ナイ! そんな入り口は何処にも見当らない。 結局、右往左往しながら、南部町の町の方まで来てしまった。 仕方がないので
この辺りがクサイと踏んで、シラミつぶしに突撃するが、どれもこれも民家の裏庭の様なところで行き止まり。 ダメ元で入った鯨野という集落のどん詰まりに何やら怪しげな標柱を発見。
<おおっ!これは見紛う事なき林道標柱!>
<その名も林道鯨野森山線 う〜〜ん..におうぜいっ!>
こっ、コレは、またまた特ダネかぁ〜!!(^0^)/~~ っと、先程までのヌカ喜びは何処へやらで、花粉に犯されたワタシの頭の中は、再び浮かれた春模様。 ここぞっ!っとばかりに進軍する。 道は、入って直ぐにダートとなり、右カーブを曲がると、
道は南の尾根の方角(要は上徳間方面)に向かって真っ直ぐに登って行く。 『キタよキタよ、来ましたよっ!』っとばかりに、ズンズンと進む。
<コレですぜぇい!コレ!>
杉の伐採場を過ぎて、道はフルターンして谷を左手にして登り出す。 すると...。
<あれっ!? なんだかイヤな予感>
<崩れたーしっ!!!(ToT)>
<行き止まったーし!!!(>.<)>
林道入り口から、ものの1.5km足らずで、ハイご苦労さん!の行き止まり。 ワタシは口あんぐりで、呆然...。 オイオイ、これだけ期待持たせておいて行き止まりかいなっ!? 落胆にトドメを刺しつつ、私は林道鯨野森山線を後にした。
6.あとがき
寒風に吹かれて帰宅後、地図を見返したが、やはりあの工事現場上部に接続する道筋はどこにも見当たらない。 それでも地図を見ているうちにハタと気が付いた。 あの工事現場上部に走る道って、元々下から繋がっている道路で、単純に下の部分の補修工事してるだけだったのでは!? 真偽の程は定かではないが、これだけは言える。 『もっと早く気付け!阿呆者!!』 おあとがよろしいようで...。(完)
7.おっとっと...
そうだそうだ、もう一枚残ってた。 帰り道中、冬晴れの富士川沿いの県道を北上して行くと右手に見えてきました、
あの林道が...。 見上げれば上部にクッキリ道筋が見える。 ふぐ〜ん。。。やはり
入口は此処かと思われますね。 下から見上げた感じでは雪は見えないし、お次の調査はここしかあるまい。 舗装されてないことを祈るのみなのでありますが。
<身延線塩ノ沢駅辺りから道筋クッキリの林道が見えます>


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