5月最後の休日の土、日は毎年恒例の年に2回の林道ヲタク衆の集い、焚火宴会野宿である。 キャンプ

ではなく、野宿

っつぅ〜のがミソであるのだ。w (ナニが違うっちゅーねん

) その林ヲタ衆との野宿宴会

は後のお楽しみとして、先ずはその道中の林道行脚を楽しむ事にするのだ。

行先ルートについては少々思案したが、OFF会場である秩父山奥の某所までは場所的にもワシの自宅からは反時計回りで長野県の川上村〜南相木村〜小海町辺りを回ってR299で行くのが最も効率的と判断。 実はワシ、恥ずかしながらあの界隈の名だたる完抜の有名林道界隈は、まっとうに走った事が無いという林道ヲタとしては何とも情けない裏実情があるからして

、屁タレがバレてしまいわない内に走っておく必要があったのだ。

そんなこんなで出発当日を迎えた訳であ〜る。
いんやまぁ〜、、、、実に8か月ぶりの登場ですだよ、ハタ坊くん。【 誰が乗らんかったんじゃい

】 前日に半休を取って山梨に舞い戻り、支度を済ませておいたお陰でスローターのワシにしては珍しく、久々に朝6時台の出発とあいなったのであ〜る。
今回の予定ルートの第一発目は完抜して久しい、長野県は川上村の
林道相木川上線 である。 この林道、当然ながら未開通の時期にはワシも何度も走ったことがあり、途中林道脇の空き地で野宿したこともある割と身近な林道であるのだ。 我が家からこの林道への一番楽なアクセスは、茅ヶ岳広域農道を使って県道23号線に出て北上し信州峠を越えて川上村入りするルートなのだ。 この走り慣れたルートをズンズンと走ってあれよという間に信州峠に到着。
んで、信州峠を下って直ぐに現れるカーブミラーの脇に今回の掘り出し物であるところの
林道鞍骨線 の入り口があるのだ。
このカーブミラーの先が林道入り口になるのだ。
実はこの林道、存在自体はかなり昔から知ってはいたものの、登山地図を見ても2Kmも進まぬウチに行き止まりとなるし、丁度信州峠の反対側を走っている山梨県の
林道横尾山線 に比べたらさほど走る価値の無い林道ということで、横目で見て

素通りするだけの林道であったのだ。 本来であれば何時もと同じく素通りするところであるが、まぁ〜、、、今回は8か月ぶりのバイク林道旅であり、イキナリメインディッシュ級の相木川上線をヤッちまうのもナンなので、どれ少し肩慣らしをしておくか..風な気軽な感じで寄り道をした訳なのである。
んでもって、入り口には取り敢えずという感じの余りヤル気を感じられないゲート

が一つ。 左脇の笹の所が意外にスゥィ〜トでございまして、荷物満載のハタ坊でも難なくモゴモゴ出来てしもたのだ。w
因みにワシはこの日まで、この林道の正式名称は知らなかったのであるが(登山の本には横尾林道との記載があった)、脇には林道鞍骨線の標柱が立っていた。 こちらも余り完抜臭を感じない標柱なぁ〜のだ。
ではでは、そろりそりりと行ってみませう〜とばかりに走り出す。 しばらくは真っ直ぐな道が林の奥へと続くのだ。
林道左手にある
横尾山 の尾根に沿う様な形で日当たりの良い明るい道が続いている。
途中、左手の湿地があるところで変わった花

が咲いてるのを発見。なんじゃらほい??この花は。山菜以外は、ど〜にも名前が分からんわい。
しばらくフラットな林道を進んで行くと、右手の谷側が伐採された明るい場所に出た。GPSで確認すると此処で既に標高1600mは有り、どうやら正面左手の山が横尾山であるらしい。
右手にを見れば雲一つ無い青空と、八ヶ岳の主峰赤岳が悠然と見える。こりゃ〜、、、絶景である。
ド〜ン

と拡大投影だぁ。左側の赤岳も右側の横岳もまだまだ雪が残っておりますのー。
GPSの地図上ではこのすぐ先で道は切れているのだが、実際の林道はいい感じで真っ直ぐ奥に続いている。 まっ、取り敢えず行けるところまで行ってみるのだ。
割と新し目の切り通し箇所を通過して道は先へと延びている。
ゲートがあって交通量は皆無に等しいせいか、割と大きめの落石がある。 バイクにゃ余り関係ないのではありますが。
林道はその先もアップダウンを繰り返しつつ、先へ先へと延びている。 いったい何処まで延びておるんねん

と、この辺りでもしかしたらば何処かに繋がっているんじゃね〜のかい??的な思いが頭を過る様になる。
路面もよ〜く見ると、落石箇所は相応にあるもののダンプかトラックの轍と思しき跡も割とハッキリ残っている。
再びの上り基調になったところで、樹木の植生が変わって、道の感じも穏やかな感じになってきた。
林道の樹林の間からは、川上村名物の高原野菜の畑に敷かれた大きなビニールシートが見える。
5月末と言えど、この辺りはまだまだ朝晩は冷え込むらしく、芽吹きの浅い明るい樹林の中を道は黙々と続いている。
随分と標高を落として空が開けてきた。 そろそろ何処か里に近くなったと思わせる雰囲気なのだ。
この先で信州峠側と同じ簡易ゲートが出てきたところで、この林道の完抜を確信した。

簡易ゲートの脇をちょいとモゴモゴして、右手に唐松林の広がるダートを下って行くと..。
害獣侵入防止用のゲート柵が出てきた。
こちらの柵はチェーンは掛かっているものの施錠

はされておらず、出入りは自由となっていた。 最も出入りしたら柵を閉めてチェーンで縛っておくのはお約束なのであるが。
こちらはゲート柵を出たところから、信州峠側から来た方角を写したもの。
んでもって、こちらがゲート柵を抜け出た先、川上村側の高原野菜畑

が広がる場所である。
そのまま先に進むと、ダートは消え農道へと続く舗装路に出る。 大体場所は
この辺り かな?
振り返れば、畑の先に脇にのゲート柵の入り口が見える。
北の方角に目をやれば、川上村と南相木村に跨る
男山 と
天狗山 の二大名物山がそそり立つ。
さぁ〜て、でわでわ今来た道を信州峠に向けてUターンしますかねぇ〜
普通なら、え!?

なんでやねん!?!?

って思うところでしょうね。 実は、この林道に突入した時、まさか完抜しているとは思っておらず単なる腕慣らし程度にしか考えていなかったので、
GPSのログも取っていなかったし途中まではロクに写真も撮っていなかった のであ〜〜る。(苦笑)
ん〜な訳で、再度GPSのログを取り直す為、今度は逆方向から信州峠に向けて進む事にした。 先ほど、せっかく鎖を巻きつけたゲート柵を再び開けて中に入る。
ゲート柵の先は、こ〜〜んな感じで唐松林の中を進むごく普通な感じのダート道。
しばらく進むと、左手に某宗教団体の管理しているキャンプ施設の様な場所に出る。 その先に信州峠側と同じく横バー式のゲートが出てくる。 こちらも左脇が意外にスゥィ〜トなので、ちょいと脇をモゴらしてもらって先に進む。
ゲートの先は里山林道っぽい雰囲気であるが、ガレ石浮きジャリ道に比べれば遥かに走り易いのはいうまでもない。
平地では一ヶ月以上も前に旬を過ぎたであろうコゴミ

もこの界隈では未だ食べれそうなのがイパ〜イあった。
しばらく進んで、道は左にフルターンしつつグングンと高度を上げ始める。
この辺りは
最大傾斜12% の坂道である。 こんな時、ハタ坊の
Low レンジ・ギヤ は何とも頼もしい限りなのだ。w
この林道には途中、二ヶ所の支線分岐が出てくる。 こちらはその内の一つ。 結局、時間的な都合で支線の探索は行わなかったが、ど〜〜〜も道の感じからして二ヵ所の支線共に麓に繋がっていそうな気配であった。 追々、きっと誰かが調べてくれるであろう。
往路と同様、道はアップダウンを繰り返しつつ、ウネウネと信州峠に向けて高度を上げて行きます。
横尾山の脇をかすめる絶景ポイントに近づくにつれ、空が広がって参ります。
ほどなくして絶景ポイントに到着〜。 此処でパチリとハタ坊を撮影。 此処から先、道は下り基調になる。
信州峠側は浮きジャリ路面っぽい雰囲気。 ところどころガードレールもある。
そしてフィナーレ的に信州峠側ゲートに到着した。

乙彼!!ですた。
ふぅ、これにてやっとこ片道分のGPSログと不足部分の林道写真が入手出来た訳だ。 なんだーかんだーとこの林道に突入してから1時間半近くが経過していた。時刻は午前8時40分ほど。 さてさて、でわでわ川上村のオアアシス、ナナーズで朝飯を食べてお次の林道に参るとしますけぇ〜のう。
片道分ではありますが、こちらが完抜を証明するお約束のGPSログでござんす。
■距離:アバウト10Km
■ダート率:100%(入口ゲートから出口ゲートまでフルダートの極上品)
■ランク:所々落石あるが、基本は良好、上レベル。

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