どうもです。
緊急事態宣言が解除されて以降、かえって新規陽性者が増えて
ますけど(*1)、相変わらず周囲ではそれらしい気配がない日々
が続いています。まあそのおかげ(と敢えて言う)で最低でも
2、3つは離れた席にしか他人が居ない状況でゆったり鑑賞
できるので、久々に「映画の日」してきました。といっても、
食い扶持稼ぎの帰りに立ち寄っての2本ばかりですけど。
まずは1本目。他の俳優連と違って本人がバラエティー好きと
言うこともあって、映画出演が決まるとプロモーションを兼ねて、
その手の番組への露出が露骨に増えるので非常に分かり易くて
ありがたいんですが、大泉洋さん目当てで観てきました。
原作小説からして大泉さんを当て書きした(*2)と明言している訳
で、主役起用は規定路線なんでしょうけど、所謂「素の大泉洋」は
監督NGが出ていたとか。確かに大声で喚くとか早口で捲したてる
とか、顔芸を伴うリアクションとかは全然なくて。
でもCMなどに出てくる「おとなしいだけ(笑)の大泉洋」とも
違う腹に逸物を抱えたキャラクターは、騙し合い(というか
出し抜き合いか?)が続くストーリー展開と相まって、第三者
から見たら終始ニヤニヤしっ放しだったんではないかと。
最後のどんでん返しまで、基本的に面白く見られたんですが、
東松社長(佐藤浩市)最後のシーンとか神座(リリー・フラン
キー)の翻意のシーンとか、もう少し前振りというか粘っこい
やり取りがあってもいいのかな、もっと言えばもう少し(それら
を収めるための)尺があっても良かったんではないかとは
思いました。
////////////////////////////////////////////////////////////
*1:宣言を出した途端に減り始め、解いた途端に増え始めるってどういうこと
なんでしょうかね。二週間のタイムラグがあるって話ですから、増え
始めた(或いは減り始めた)二週間前の状況分析とかキッチリやった上
での、専門家の提言だったり政府の判断だったりするんでしょうけど。
何というか、後手後手とかドロナワなんて評されても仕方がない状況
ですな。
*2:他にも上坂すみれとか筒井康隆とか、当て書きというほどではないけど、
イメージモチーフになってんじゃね?って登場人物がチラホラ。まあ後者
の場合、髪型とか概ね外見からの印象なので、原作者のではなく監督や
演者が抱いていたものかも知れないですが。
出版社にしろ刊行誌にしろ登場人物にしろ、業界人が観ればもっと色々
あるんでしょうな、モチーフになっている諸々が。
◆◆◆◆

0