この週末は原稿作業が押し詰まってきた(*1)点があるのは確か
なんですが、どちらかというと、どう論評したものかと思い悩んだ
という部分の方がウェイトを大きく占めていたのかなぁ、などと
思ったり。
どうもです。
今回から第三章に入るはずで、、イベント上映開始前後にTV
放映された《冒頭10分特番》で観ている筈なんだけど、完全に記憶
から抜け落ちていたんでしょうかね。冒頭のサーベラーで大笑い
してしまいました。
ドラマやアニメなどのBGMやナレーションって、作品世界と作品の
外にいる我々視聴者を仲介するもので、基本的には作品世界内に
存在するものではないと思うんですが、どうなんでしょうかね。
「『機動戦士ガンダム』のナレーションが実はサイアム・ビストの
モノローグだった」っていうのはまだアリかなぁ、とも思えるんです
が(*2)、今回のサーベラーは思わず「ないわー」と呟いてしまったり。
【ガトランティスのテーマ】とか何とかいうタイトルが付いているん
ですかね、あの重厚な、ある種の禍々しさを含んだBGMが流れる中
サーベラーが話すシーンって《原作》では普通にあったと思うし、
今後もあるんじゃないかと思うんですが、そういう時はアレですか、
サーベラーの部下とか、大帝付きの女官とかが弾いてたりするん
ですかね、あのパイプオルガンって?
それにしても、この時のズォーダーって何を根拠に「ヤマトは
(波動砲を)撃たない」って断言しているんでしょうかね(*3)。
沖田艦長とスターシァとの約束も、それに強く縛られる古代の意思
も知りようがないと思うんですが。バラン星での戦闘記録を持って
いた情報将校?が調べてきたとか?
しかしまあ、アンドロメダ5隻でも「おいおい・・・」だったのに、
250万隻の大戦艦ってナニソレ? いやぁ、群体生物のごとく全体で
一個の粒子加速器として機能する大艦隊というのも壮大でいいん
ですけど、観ていて「え? これって・・・・ヤマト?」となってしまう
訳で。文字どおり雲霞のごとく押し寄せる大戦艦の群れに、むしろ
恐怖を感じないんですが。
その壮大な仕掛けも、エネルギーコアにしようとしていた人工
太陽を波動砲で撃ち抜かれて、(何らかの干渉が起きたのか)
全艦?機関停止して砲撃が不可能になるし。とにかく仕掛けが大仰
すぎるうえに事態の終息の仕方がショボいというか何というか(*4)。
島に「(波動砲を使っても)人ひとり死ななかったんだからいいじゃ
ないか」とか何とか言わせる辺り、古代の《波動砲アレルギー》を
取っ払うためにしてもご都合主義が過ぎるような。
来週はとうとう森雪が乗り込んでいるのが古代にバレる回のよう
で。今回もちょっとだけ映ってましたが、ヤマトって地球を発って
から何日過ぎてるんですかね。同デザインの服を何枚も持ち込んで
でもいない限り、雪ってずっとあの恰好のままだったのではないか
とも思うんですが、果たして・・・・?
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*1:一応現時点で、今回掲載する、私自身の記事原稿ともう一点、寄稿分が
完成しております。残るはもう二件の寄稿の完成待ちと、全体編集ですね。
*2:『ユニコーン』と『ヤマト2202』の共通点ということから想像するに、この
アイディア(笑)の源はシリーズ構成氏なんですかね?
*3:余裕の高笑いまで見せておきながら、結局、ヤマトは波動砲を撃ってるし。
玉座周りの重臣たちの《ジト目の集中砲火》を浴びてたじろぐズォーダー
が出てくるスピンオフ4コマ漫画とか、どこかのコミック誌に載るのかな。
*4:キーマンとの通信で人工太陽を波動砲で撃つことを示唆されたようです
けど、元々ガミラスが定置したものらしいし、人工太陽と波動エネルギー
の干渉でガトランティス艦艇の機関に重大な影響を及ぼすことを、キーマン
は知っていた? とはいえ、あの短い会話の中にそういう符牒というか、
暗喩といったものはなかったように思えるんですが・・・?
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