万葉集　まんえふしふ　その２（巻九～巻十）

万葉集の原文および読み下し文、現代語訳をアップしています。

新規投稿は終了しました。当ブログは　まんえふしふ　その１　の続編です。

2011/4/21

「1936　作者未詳」　　巻十　春相聞

相不念　将有兒故　玉緒　長春日乎　念晩久

相思はず　あるらむ子ゆゑ　玉の緒の　長き春日を　思ひ暮らさく

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投稿者: パンダ

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2011/4/20

「1935　作者未詳」　　巻十　春相聞

春去者　先鳴鳥乃　鴬之　事先立之　君乎之将待

春されば　まづ鳴く鳥の　鴬の　言先立（ことさきだ）ちし　君をし待たむ

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投稿者: パンダ

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2011/4/19

「1934　作者未詳」　　巻十　春相聞

相不念　妹哉本名　菅根乃　長春日乎　念晩牟

相思はぬ　妹をやもとな　菅（すが）の根の　長き春日（はるひ）を　思ひ暮らさむ

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投稿者: パンダ

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2011/4/18

「1933　作者未詳」　　巻十　春相聞

吾妹子尓　戀乍居者　春雨之　彼毛知如　不止零乍

我妹子に　恋ひつつ居（を）れば　春雨の　それも知るごと　やまず降りつつ

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投稿者: パンダ

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2011/4/17

「1932　作者未詳」　　巻十　春相聞

春雨之　不止零々　吾戀　人之目尚矣　不令相見

春雨の　やまず降る降る　我（あ）が恋ふる　人の目すらを　相見（あひみ）せなくに

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投稿者: パンダ

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2011/4/16

「1931　作者未詳」　　巻十　春相聞

川上之　伊都藻之花乃　何時々々　来座吾背子　時自異目八方

川の上の　いつ藻の花の　いつもいつも　来ませ我が背子　時じけめやも

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2011/4/15

「1930　作者未詳」　　巻十　春相聞

梓弓　引津邊有　莫告藻之　花咲及二　不會君毳

梓弓　引津（ひきつ）の辺（へ）なる　なのりその　花咲くまでに　逢はぬ君かも

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2011/4/14

「1929　作者未詳」　　巻十　春相聞

狭野方波　實尓成西乎　今更　春雨零而　花将咲八方

さのかたは　実になりにしを　今さらに　春雨降りて　花咲かめやも

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2011/4/13

「1928　作者未詳」　　巻十　春相聞

狭野方波　實尓雖不成　花耳　開而所見社　戀之名草尓

さのかたは　実にならずとも　花のみに　咲きて見えこそ　恋のなぐさに

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投稿者: パンダ

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2011/4/12

「1927　作者未詳」　　巻十　春相聞

石上　振乃神杉　神備西　吾八更々　戀尓相尓家留

石上（いそのかみ）　布留（ふる）の神杉（かむすぎ）　神（かむ）びにし　我れやさらさら　恋にあひにける

右一首不有春歌而猶以和故載於茲次

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投稿者: パンダ

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