万葉集　まんえふしふ　その２（巻九〜巻十）

万葉集の原文および読み下し文、現代語訳をアップしています。

 
新規投稿は終了しました。当ブログは　まんえふしふ　その１　の続編です。

2011/12/31

「2190　作者未詳」　　巻十　秋雑歌
吾門之　淺茅色就　吉魚張能　浪柴乃野之　黄葉散良新

我が門（かど）の　浅茅色（あさぢいろ）づく　吉隠（よなばり）の　浪柴（なみしば）の野の　黄葉散るらし
投稿者: パンダ
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2011/12/30

「2189　作者未詳」　　巻十　秋雑歌
露霜乃　寒夕之　秋風丹　黄葉尓来毛　妻梨之木者

露霜の　寒き夕（ゆうへ）の　秋風に　もみちにけらし　妻梨の木は
投稿者: パンダ
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2011/12/29

「2188　作者未詳」　　巻十　秋雑歌
黄葉之　丹穂日者繁　然鞆　妻梨木乎　手折可佐寒

黄葉（もみちば）の　にほひは繁し　しかれども　妻梨（つまなし）の木を　手折りかざさむ
投稿者: パンダ
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2011/12/28

「2187　作者未詳」　　巻十　秋雑歌
妹之袖　巻来乃山之　朝露尓　仁寶布黄葉之　散巻惜裳

妹が袖　巻来（まきき）の山の　朝露に　にほふ黄葉（もみち）の　散らまく惜しも
投稿者: パンダ
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2011/12/27

「2186　作者未詳」　　巻十　秋雑歌
秋去者　置白露尓　吾門乃　淺茅何浦葉　色付尓家里

秋されば　置く白露に　我が門（かど）の　浅茅（あさぢ）が末葉（うらば）　色づきにけり
投稿者: パンダ
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2011/12/26

「2185　作者未詳」　　巻十　秋雑歌
大坂乎　吾越来者　二上尓　黄葉流　志具礼零乍

大坂を　我が越え来れば　二上に　黄葉流る　しぐれ降りつつ
投稿者: パンダ
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2011/12/25

「2184　作者未詳」　　巻十　秋雑歌
秋山乎　謹人懸勿　忘西　其黄葉乃　所思君

秋山を　ゆめ人懸（ひとか）くな　忘れにし　その黄葉（もみちば）の　思ほゆらくに
投稿者: パンダ
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2011/12/24

「2183　作者未詳」　　巻十　秋雑歌
鴈音者　今者来鳴沼　吾待之　黄葉早継　待者辛苦母

雁がねは　今は来鳴きぬ　我が待ちし　黄葉早継（もみちはやつ）げ　待たば苦しも
投稿者: パンダ
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2011/12/23

「2182　作者未詳」　　巻十　秋雑歌
比日之　暁露丹　吾屋前之　芽子乃下葉者　色付尓家里

このころの　暁露（あかときつゆ）に　我がやどの　萩の下葉は　色づきにけり
投稿者: パンダ
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2011/12/22

「2181　作者未詳」　　巻十　秋雑歌
鴈鳴之　寒朝開之　露有之　春日山乎　令黄物者

雁（かり）が音（ね）の　寒き朝明（あさけ）の　露ならし　春日の山を　もみたすものは
投稿者: パンダ
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