2010年の年末から年明けにかけて、大寒波が来るとの天気予報
大晦日、東京で行われるイベントに行くのと重なってるので嫌な予感がする
30日の夜22時に出て31日の午前に着く予定を考えていたのだが
なにやら雲行きが怪しいので、念のため夕方18時に家を出る
大阪在住で殆ど大阪市内しか走らないため
スタッドレスなんて1回も買った事が無い
なので、ノーマルタイヤで行くしかない
ただ、念のためザイルチェーンを持っていく事にした
このチェーンは、何年か前に、もしもの時のために買ったもので
1度も使用した事がないのだが・・・
大阪市内を18時に出発
大阪市内からいつものように国道25号線を名阪天理まで走る
この時点では、雪も雨も降ってなく特に問題もなく名阪天理に到着
しかし、ここからが最大の難関と思われる名阪道路
今回の寒波は、西日本と日本海側が中心
だとすると山間部を貫くこの名阪とその近辺の道路が危険
名神高速に迂回する方法もあるけど、高速代を浮かすため一般道で往復したいので
何としてでもここは名阪を抜けたい
天理ICでは、雪も雨も降ってない、が、路面は濡れている
取りあえずここは安全運転で70キロ程度で出しても80で流す
Ωカーブで標高が上がっても、特に路面に変わりはない
路肩にところどころ薄く白い雪が残ってる程度
なんだ、ぜんぜん大丈夫じゃないか!
余裕じゃん
とか思っていたのだが、上野くらいから雪が舞い始めてきた
徐々に雪の降る量が増えてきて、強風も相まってか吹雪みたいな状態になる
さすがに嫌な感じがしてきたので、道の駅いがに一旦エスケープする
車を降りると、大粒の雪がかなり降ってきている
まだ降り積もる程には至ってないが、積もるのも時間の問題のような気がする
どうしたものか?
ここで雪が止むのを待つか?
いや、時間的にもこれからずっと夜だし気温もさらに下がるだろうし
時間が経てば経つほど路面は悪化する気がする
ここは雪が積もる前に一気に抜けるしかない
山間部を抜ければ雪も止むと思うし
本線は交通量も多いし融雪剤とか撒かれているのですぐには積もらないだろう
そう思い、意を決して走り出す
本線に戻ると路面のグリップは十分
念のため60キロ程度で安全に気をつけて走る
関のトンネルを抜ける頃には小降りになってきた
ここまで来ればもう大丈夫だった
亀山で国道1号に下りた後も、しばらく粉雪が舞っていた程度で
国道23号にたどり着く頃には、完全に止んでいた
ここからは、平地と太平洋沿いを走るわけだから、もう大丈夫
思ったとおり、この後は、雪も雨も殆どなく
念のため箱根峠を回避して国道246号で東京に午前5時にたどり着く
東京は、西日本と違って凄く暖かい良い天気だった
イベントが終わって帰途に着く
18時に東京を出発
この天気だと箱根も余裕で抜けれそうだったので
バイパスや箱根新道が無料期間なので国道1号で帰る事にする
思ったとおり、箱根峠は、凍結も雪も無かったけど
念のためゆっくりと走る
そのまま何事もなく走る
すると豊橋市の豊川大橋を越えた辺りから対向車線が込み始めた
深夜1時過ぎくらいで、こんな田舎でなんで渋滞してんだろう?
近くに初詣の有名な場所でもあるのだろうか?
渋滞は対向車線なのでこっちは何の問題もなく走り抜け
そのまま名古屋を抜け
そして名阪になるわけだが
昨日より寒波が酷くなってる西日本
昨日の状況より酷いとなるとノーマルタイヤで突っ込むのは自殺行為な気がする
携帯で道路状況を調べると名阪国道、積雪9センチとかの表示が
さらに名神までもが雪で通行止めになってる
あれ?これじゃあ帰れないじゃん?
名阪と名神がダメって事は、他の一般道は先ず無理だろ?
どうしたものか・・・
こうなったら少しでも南よりの国道165号に行ってみるか?
で、南下して国道165号にトライしたわけだが
峠の入り口付近で路面は真っ白のカチンコチン
とてもじゃないけど走る気になれず諦める
どうしたものか・・・
大晦日、三重県名物のオールナイト営業のパチンコ屋の駐車場で
しばし考えながら休憩
時間は朝の7時過ぎ、夜が白々と明け始める
すると名神の通行止めが解除されてる模様
まあ名神クラスの高速道路なら真っ先に整備が行われるんだろうけど
ならば、国道1号線みたいな代表的な道路も整備は早いんじゃないのか?
よし、国道1号に行ってみるか
鈴鹿峠さえ越えれば後は行けるだろう
そう思ってトライする
鈴鹿峠も路面は白くなっているが、轍部分があって、そこは融雪剤のおかげか
アスファルトが出ているのでグリップしてくれる
しかし、そのアスファルトも氷で覆われている部分もところどころある
そこは慎重に走って事なきを得る
うむ、これなら何とか行けそうだ
そして、無事に鈴鹿峠を越えた
もう後は大丈夫だろう
甲賀土山ICの辺りからは、アスファルトの部分が多くなって走りやすくなる
よし、もう大丈夫だろと、順調に走り続けていたのだが
ここでまさかの落とし穴が!!!
湖南市内に入った途端に、カチンコチンの道路になってしまったのである
アスファルトなんて全く露出してない氷の道
轍の部分の雪がデコボコに踏み固められてる
ノーマルタイヤの為かすぐにハンドルを取られる
は?国道1号線だよね?なんでこんなになってんの?
これは、たまたま、この部分だけかも知れないし
ここまで来てまた亀山とかまで戻る気になれない
ここはもう行くしかない
午前9時をまわってるせいか、こんなカチカチ道路なのに交通量が多い
俺は、時速30キロも出せないので周りに気を使う
常にハンドルを取られるので気を抜けない
信号で停止するとスタート時に平地なのに駆動輪が空回りするし
停止する時とか前の車にぶつからないよう車間と速度に注意する
後ろの車に追いつかれても、そう簡単に譲れない
後ろの車も対向車線に出て追い越してくれないし
ところどころにある、乾いたようなスペースを見つけては、そこで停止して
後続車を先に行かす
とにかくこんなに疲れる運転は教習所以来だ
さて、どうしたものか、走れど走れど道路状況が良く無なる気配が無い
この凍結路がどこまで続くか見当がつかない
一応チェーンを持ってきてるのでチェーンを巻いてもいいのだが・・・
と、その時、名神高速栗東ICまで数キロの表示版が目に入ってきた
そうだ、名神高速なら確実に整備されてるから、もうそこに逃げ込むしかない
あともう少しで助かる
そして、無事ICに辿りついた
さすが名神高速だけあって、カチンコチンの国道1号本線よりも
高速の導入路のほうが完璧に整備されていて氷どころか雪すら残ってない
そして、あとは余裕で家に帰り着きました
すっげー疲れた
もう氷はこおりごおりだ(汗)

0