同期がドラマのレギュラーをとった。
後輩が映画に出た。
後輩がダンサーで紅白に出た。
同期が職業:モデルを選んだ。
私は人の中に居ることに堪えられなくて仕事から逃げ出した。
でも不思議と棚牡丹人生で、私の絵や文章を買ってくれる人たちが居て暮らしている。
友人たちの活躍をもっと素直に喜べると思ったのに、私は努力をしていないからか、気付かないうちに野心に捕まってしまったのか
悔しい、という感情が湧く。
ぃゃ、羨ましい、かな。
とにかく心から君たちの活躍を喜べない私は自分が醜くて涙が出る。
思い出すのは、“表現”を夢中に追求して否定されて
言葉すらかけられないレベルに落ちてもなお焦がれた輝く世界。
私を取り巻く君たちが眩しすぎて縮こまっている私を君たちは未だに憧れてならないというのだから余計に身動きが取れない。
こんな私を羨ましすぎてつなぎ止めておきたいだとか、独り占めしたいだとか。
心から尊敬してならないだとか。
うそつき
うそつき
うそつき
強く気高いフリをしていなくちゃならないじゃないか。
輝かしい君たちに胸を貸すために
醜い私が強がっていなくちゃならないじゃないか。
やめたいのに止まらないんだ。
いつか美化しないで私を見ることができるようになったら逢って欲しい。

0