9月15日(火)、いきなりヒロシの後ろ足が立たなくなり、頭が傾きました。
この日かかりつけ医はお休みのため、翌日すぐヒロシを連れて受診。
眼振もあり、前庭疾患だと言われステロイドと抗生剤の注射をしてもらいました。
犬はあるけど猫は珍しいそうです。
夏も終わって痩せてきたので、歯石が溜まって食べにくくなってるのか、一度受診しようと思ってた矢先のことでした。
前庭疾患は10日ほどで落ち着くとのことでしたが、斜頸と足のふらつきは続きました。
ただ、本人はゴキゲンさんで様子をみました。
ご飯を食べなくなっていたため、強制給餌の日々。
口に入れたものは飲みこんでくれたので、そう大変ではなかった。
10月14日(水)、1か月経過で受診。
斜頸が前よりひどくなっていた。
もともと鼻が悪かったヒロシだけど、鼻がますます悪くなった。
ステロイドと抗生剤の注射をしてもらい、鼻がよくならなければ1週間後に受診するよう言われた。
強制給餌で結構食べさせているにも関わらず、痩せて体重は3キロちょっとになっていて、何故痩せるのか気になっていた。
10月21日(水)、鼻はよくならず受診。
菌を培養して合う薬を見つけた方が早いかもと鼻水を採取。
斜頸もひどいまんま。
10月22日あたりから強制給餌がなかなか入っていかなくなり、それは日を追うごとに。
10月25日(日)夜、全く喉に入っていかない、口の中を覗いたら喉に膨らみがある。
赤みはなく口内炎とは違う。
すぐに受診。
鎮静をかけてもらい口の中を診てもらった。
喉に大きな腫瘍。
耳のとこから鼻にかけて腫瘍があって、それがもっと大きくなって喉を突き破って出てきてるのだろうとのこと。
前庭疾患の症状、鼻、抗生剤が効かない、これらのつじつまが全てあう。
喉から出てる腫瘍はとても大きく、このままいくとやがて気管を塞ぎ呼吸困難で死ぬと言われた。
かかりつけ医では腫瘍の手術はできないそうで、この日は喉の腫瘍に直接ステロイドをうってもらって帰宅。
すんなり喉を通っていた強制給餌が入らなくなり、全く通らなくなったまでの日数がほんの数日だったことから腫瘍はどんどん大きくなってるんじゃないか、このままだと呼吸困難の日は近いと思った。
10月26日(月)、腫瘍専門の女医がいる大阪の病院に行った。
喉の腫瘍を削ってなくすと言うのですぐに30日(金)に手術の予約。
手術の日まで、ご飯が食べられないため近所の病院で点滴と栄養剤の注射。
10月30日(金)手術。
昼前にヒロシを病院に預け帰宅。
13時半、女医から電話。
麻酔をかけ、気管にチューブがやっと通ったところだと言う。
腫瘍は大きく、こぶのようになっていて食道や気管にふたをするような状態だと。
26日に行ったとき、前日かかりつけ医にて私自身が見た腫瘍の状態は伝えていたはず。
女医は少し削って組織を検査に出して、腫瘍の正体が分かったら治療に進めましょうと悠長なことを言ってたので、そんなんじゃアカンと言ったはず。
喉の腫瘍は削ってなくすと言うから手術に踏み切ったのに。
電話で、とにかく腫瘍をごっそり取るくらいのものでないと中途半端なものでは意味がない、かえって苦しめるだけになるからと強く言った。
それだと危険な手術で、亡くなる可能性が大きいと言われ、それでもいいとお願いした。
呼吸困難で亡くなるより、術中麻酔がかかってて亡くなる方が苦しくないもの。
その後、手術が終わったと電話をもらいホっ。
18時半にお迎えに来るよう言われていたため病院へ。
写真を見せてもらいながら説明を受けた。
さらに大きくなっていた腫瘍の写真にびっくりした。
術後のヒロシに面会。
とても連れて帰れる状態ではなかったので入院にさせてもらった。
腫瘍性のショックの危険があったが、それは家にいても同じこと。
31日(土)朝一番でヒロシに面会。
そっとしといてくれと言わんばかりに丸まって無視。
これなら病院の方がいいね〜ともう1日入院。
11月1日(日)退院。
まだ舌の根っこ、気管の回りが腫れているので口から何かいれるのはだめ。
水もだめ。
舌が上手く使えないため誤飲が怖いそうで、月曜日あたりから水を舌に垂らして飲みこむ練習からはじめるように言われた。
水曜日くらいにスープくらい飲めるようになればとのこと。
それまでは点滴と栄養剤のお世話になるしかない。
「生きてお返しできてよかったです」というのが先生の言葉でした。
正直、だめかと思いましたって。
帰宅してすぐ爪とぎをしたヒロシ。
腫瘍の本体は頭の中にあるので、これで治ったわけではありません。
10日〜2週間くらいで検査に出した腫瘍の正体も分かります。
とりあえず呼吸がラクになった・・・それだけで十分です。

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