先日、子猫の保護のお手伝いに行ったんだけど・・・
とてもショックな事がありました。
知人は17年飼っていた猫が亡くなり、新たに子猫を迎えたいと思っていた人でした。
近所で子猫が走ってるという情報を得て、見に行くと可愛い子猫がいて、親子で連日捕まえようとしてるんだけど捕まらないから、捕まえてほしいというものでした。
行ってみると親猫1匹と子猫が5匹いました。
知人は「2匹ほしい」と。
1匹の子猫(黒猫ちゃん)は植え込みの中でじっとしていたから手でひょいと捕まえました。
あとの子は近くまでは来るけれど逃げるから捕まらず、捕獲器を設置。
すぐにシャムミックスの子猫が入りました。
そして知人宅に引き上げました。
はじめに捕まえた黒猫ちゃんをキャリーから出したら、様子がおかしい。
呼吸がちゃんとできていない。
キャリーの中を見たら、ささみのおやつが少し入ってて、とっさに詰まらせた?と思った。
もう1匹を捕まえている間に、知人がキャリーの中におやつを入れたようだ。
詰まらせるほど小さな子猫でもないし・・・でもこれしか考えられず、胸を圧迫したり背中を叩いたりしたがダメ。
逆さにして振ったけどダメ。
みるみる舌が白くなり、力がなくなる子猫。
舌を手で引っ張り、喉の奥を見たが何もない。
指を突っ込んだりしたが呼吸は戻らず、子猫を助ける事ができなかった。
この子を捕まえなかったら、死なずにすんだのかもしれない。
知人はこれまで家の猫だけを大事に飼ってた人で、外の子のことなど何も知らない人。
シャムミックスの子猫は幸せゲットした。
だけど、これで「ヨカッタ」と終わらせるわけにはいかない。
残ってる子猫3匹と親猫のこと、ノラ猫の話、不妊の話、地域猫の話、いろんな話をした。
だけど、ほしいと思っていた可愛い子猫を手にしたら、他のことは眼中にない様子。
これまで外の子に関りもなかった人に、避妊とか言っても無理があるのだろう。
それなら、もう1匹!
2匹ほしいと言ってたんだから、もう1匹捕まえて飼ってあげてほしいと、捕獲器を貸した。
あれから何日かたつけど、捕まえていない。
私は気になって連日、偵察に行った。
お母さんは小柄なサビ猫。
残った子猫は、黒、シャムミックス、白(1か月半くらい)。
大きなシャム猫(タマつき)も発見。お父さんだな。
その近辺の人に声をかけ、「エサやり」を聞いてみた。
よそから来てエサを道端に直置きして行くから、どこの人か分からないとのこと。
朝早くか、夜は暗くなってから現れるそうだ。
典型的な無責任なエサやりだな
こんな猫もいる。
首輪をしていたので飼い猫かと思っていたら、聞き込みにて捨てられた猫だと分かった。
この子、人懐こくて初対面の私でも触らせてくれた。
女の子だし〜避妊してるのだろうか???
さて、どうしたものか・・・
私が手術して回るの?
それはおかしいやろ。
センターに、ここで合意書をとってるとこはないのか聞いたら、ないとの事。
じゃあ助成金も使えないから自腹になるやん。
それはいいとしても、地域が何もしないで、よそから私がやるって、やっぱ変でしょ。
捕獲器を貸すとか、病院を紹介するとか、捕獲の手伝いとかなら喜んでします。
助成金の交付を受けるには「野良ねこ対策活動講習会」を受講することが必須条件。
講習は年に1回しかなくて、ちょうど今月あるんです。
開催日 平成23年10月28日(金曜日)
開催時間 午後2時から午後3時30分の予定
開催場所 兵庫県動物愛護センター多目的ホール
知人に講習だけでも受けるよう言ったけど、仕事で行けないって

猫がいる近所の人の話から、感触は悪くない。
大きな苦情が出る前に、まだ回りの理解があるうちに、今なら何とかなると思うんだけど。

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