私の住んでいる市では、ノラ猫の避妊手術に助成金がでる。
詳しい話を聞こうと動物愛護センターに電話をした。
色々と話を聞いているうち、もっともっと知りたい事がでてきて・・・
今日、昼から訪問した。
センターの方は快く迎えてくれ、私の質問に答えてくれた。
<野良猫対策活動>
助成金・・・市が主催する「野良猫対策活動講習会」を受講し、講習済証の発行を受けなければならない。
助成金の上限は1匹の猫に対し1万円まで、年間100件を受理した時点で打ち切り。(メス猫の避妊に限る)
平成20年度の講習も助成金もすでに終了しているとの事。
(助成金制度は平成20年度にできたもの)
平成21年度については、まだ決まっておらず市報で知らせる。
よくテレビとかで殺処分される子が全国で何万頭とか言うけれど、あまりに多い数で実感がわかないのではと考え、もっと身近に感じようと、ここのセンターでの数を聞いてみた。
平成19年度(平成19.4.1〜平成20.3.31)について
収容数(犬) 211匹
(猫) 699匹 うち、子猫 552匹
殺処分(犬) 181匹
(猫) 705匹
収容数と処分の数が合わないのは、年度をまたいだ処分によるもの。
迷子で保護され返還、譲渡はごくわずかとの事。
収容内容について
持ち込み、警察より、引き取りなどがある。
飼い主による持込みは有料・・・1700円。
子どもは1腹(生まれた頭数)・・・1700円。
平成19年度は、犬の有料持ち込み 111匹、成猫の有料持ち込み37匹、子猫7匹。
そう、犬の場合、半数以上が飼い主による持ち込みなのだ。
猫は、ノラ猫が子どもを産んだと連れてくる場合が多いそうだ。
引越し先がペット不可だからとか、色んな理由で連れてくるという。
1700円・・・それが、一緒に暮らしてきた家族の命の値段なのか。
職員の話
とにかく、最後まで責任を持って飼ってほしいと言っていた。
猫の場合は、きちんと避妊をしてほしいとの事。
持ち込んだ飼い主さんに、思いとどまってほしいと、苦しんで窒息死するんですよと伝えるのだという。
けれど、思いとどまる人はほとんどいない。
自分の住んでいる市で、こんなにたくさんの子が処分されている。
「ここで処分されているんですか?」
「慰霊碑ってあるんですか?」
ここのセンターでは処分はしていないそうだ。
週に一度、別の場所で処分していて、そこに慰霊碑があるそうだ。
センターに行くのには勇気がいった。
もし、収容されている子の鳴き声とかが聞こえたら、どうしようと不安だった。
殺処分場だと思っていた。
けれど、行くと・・・
広い敷地で、愛護館、ふれあい館、管理棟、小動物舎、憩いの広場があり、駐車場も広い。
愛護館では、動物の進化や歴史、飼い方、くらしのQ&Aなど、動物に関する情報がたくさんだという。
小動物舎には・・・鳥がいた。
ふれあい館は、飼い主さんと共に犬が来ていた。
犬の学校みたいな感じかな。
結構、利用されてて驚いた。
保育園、幼稚園、小学校など、ここを利用してほしいと思った。
「また来ていいですか?」と尋ねたら「いいですよ」
少しでも現状を伝え、処分される子が減れば・・・
私の日記・・・「まっちゃんが行く」

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