いや、そんなに大袈裟に言い立てるつもりもないが、これも引き続いておこったシンクロニシティなのだろうか?
J・F・ケネディの暗殺のことを書いた翌日、またボクはビックリしてしまった。夕刊の広告で明日から公開だという映画『ボビー(BOBBY)』というのを見つけたから……。
はたして、それはJFKの弟にしてケネディ政権で司法長官をつとめたロバート・ケネディのことを描いた映画作品らしい。そんな映画が製作されていたことも知らなかったが、ましてそれがボクがJFKの暗殺について書いた翌々日からのロードショー公開であったとは!
検索して調べてみると、映画はどうやらボビーの愛称で兄ジョンに劣らぬ人気をもっていたロバート・ケネディが、やはり兄同様に暗殺された当日(1968年6月5日)のLAアンバサダーホテルに泊まっていた人々の群集劇であるようだ。
ロバート・「ボビー」・ケネディは、日本ではその兄ほどその仕事ぶりが知られていないようであるが、司法長官という職分(兄ジョンに取り立てられた)柄、CIAとりわけFBI長官などとも対立し、またマフィアからも敵対視されていた。マフィア撲滅作戦を積極的にすすめたからである。
ベトナムからの即時撤退を公約に大統領選挙出馬を表明、カルフォルニア州での予備選挙の大勝利の最中にLAのアンバサダーホテルで銃で撃たれて6日に死亡した。
ロバート・ケネディの暗殺の2月前、4月4日には公民権運動のシンボル的存在だったM.L.キングJrが射殺されると言う事件が起きている。ロバートは、その葬儀に列席したが、このキング牧師の暗殺自体FBIの関与が疑われていた。
映画自体の評価は見てから書きます。パリ5月革命を描いた『恋人たちの失われた革命』に続く1968年をテーマにした映画です。

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