9月に入っての1日め。このオープンマイク・イベントとしては連続開催62回め。この日のエントリー・出演者は10名(+ボク)、しいこキタムラ、PARA、北村イエス(幸生)、やま、ジュテーム北村、おもとなほ、小堀イチエン、マツイサトコ、恋川春町、美希マドカそしてボクでした。
この日のテーマ設定は「セプテンバー・ソング」で、ジャズのスタンダードナンバーにからめて、911そして9日の阿部薫の命日などを念頭においてました。そして、この日急遽出演いただいた恋川さんは、「セプテンバー・ソング」そのままのタイトルの阿部薫にささげる新作を書き下ろして読んでいただきました。
ボクにも、朗読時間40分という阿部薫にささげる詩がありますが、ずっと封印してます。恋川さんには挑発されましたが、封印は解きません。
エントリーした方のパフォーマンスは写真説明で書いた方の分は省略します。
●しいこキタムラ:北村家族その1。しいこキタム〜ラ。なにやら先回より綺麗になってると思ったら恋しているらしく、ノロケてました。
恋のひとつで変われる女性というのは、うらやましいのか、不思議なのか。謎です。
あ、ボクは鯉コクで変われます。ナマくさくて食べられない!
●PARA:そうか、こういうクドキ方もあったんだ! いや、手管という意味では勉強になった(笑)。だって、あとから見せてもらった原稿には、名前のところが○○○になっていて、これって誰にでも応用できるじゃないですか! マイッタな!
●北村イエス;北村家族その2。レポートでは写真初登場かも! EGPPから巣立ったコメディアン? これが、話題の(どこで?)北村イエス!! ちょっと、ギャングみたいです(笑)。
(写真1)北村イエスです。
●やま:ひとり芝居仕立ての「時空の旅人」は、おもとさんのひとり芝居に触発されて作ったもの。ボクはすでに、2回ほど見ている。三島由紀夫の割腹のニュースからはじまる。そう1970年11月25日、酔ったおとこは新聞記事でその事件を知る。時空は2006年の現在に帰ってくる、というもの。真ん中に挿入される曲がやまさんの世界を作っている。
●ジュテーム北村:北村家族その3。一部でカリスマ的人気のあるジュテーム北村。この日もなにやらブチかましてくれました。でも言葉は不明。聞き取れませんでした。
●おもとなほ:重い内容と言う話は聞いていた。ひたすら穴を掘るおんな。はじめは身の回りの品、そして最後には自分自身を埋葬するための穴を掘る。そして叫ぶ。「わたしに誰か土をかけて!」。
ひきつった表情、はりついたような笑い。かなりの演技力が要求される芝居だ。しかし、この演目はどうやら二度とやらない気らしい。
●小堀イチエン:テンガロンハットにアロハ風シャツ。なんだか小堀さんのファッションも見なれてくると味があるなぁ。この日は、アコステックでヒット曲「山田」から歌いました。
●マツイサトコ:NY帰りのサトコは、小堀さんにギターを借りて一曲。昼寝をしててあわてて駆けつけたらしい。後半に、ボクがインタビュアーになってアメリカみやげ話をききました。
●恋川春町:テーマを聞いて「セプテンバー・ソング」という書き下ろしを書いてくる彼女の気迫にも感心します。それに、それはこの9日が命日である阿部薫に捧げるポエムなのですから……。BGMは阿部薫の「彗星パルティータ」の「α」。それに、山崎クンがギターをつける。2つめは翌日東京ヒップスタークラブでのイベントで読まれるために書かれたパティ・スミスに捧げる詩。こちらで初お披露目でした。
●美希マドカ:久方ぶりの玉置宏の司会つきの「美希マドカ昭和歌謡ショー」! 玉置宏との一切の打ち合わせがないのは前回と同様。ひとり司会がハイテンションになっているのも、前回と同じ(笑)。美希マドカの歌声だけが、切々と聞こえてくる……。
●フーゲツのJUN:ボクのパフォーマンスは「夏の終焉・幼年期の終わり」の記事から想像して下さい。
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次回は変則開催で、10月20日(第3金)でE.G.P.P.100連続開催60回突破記念のスペシャル・イベントになります! 美術家にして小説家、また旅人にして若者のカリスマ! あのAKIRAが「水族館」にやってきます。近日、詳細告知! 10月20日は予定をあけて待っていて下さい!
他にねたのよい、マツイサトコが競演します。あと、ひと組はサプライズ?
(写真2)緊張と饒舌のポエトリー・パンクのマドンナ! 恋川春町さん。

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